ゴリラズやアヴァランチーズにも通ずる
極上のフューチャー・ディスコ・ユニット
ジャングルによる多幸感溢れる最新作完成!
イギリス人プロデューサー、ジョシュ・ロイドとトム・マクファーランドによるプロデューサー・ユニット、ジャングル。
それぞれがクリエイティヴ・ディレクターとして才能を発揮するアート・プロジェクトとしても超一流であり、ゴリラズやアヴァランチーズといったプロジェクトにも通ずる完成された世界観を持つ。
これまでにリリースした2枚のアルバムがいずれもUKチャートTOP10入りし、総ストリーム数は約10億に上るなど、地元ロンドンの若者たちを中心に世界中を熱狂させている彼らが待望の最新作『Loving In Stereo』をリリース!
ジョシュとトムの2人は、2020年の大半をスタジオに籠って過ごし、ポスト・ソーシャルディスタンス時代のための大作を携えてシーンに戻ってきた。
本作は生きることを肯定し、ダンスフロアを燃え立たせ、音楽の楽しさを再認識させてくれる極上のフューチャー・ディスコ作品となっている。
一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロディー、強烈なシンセ・サウンド、思わず体が動き出すグルーヴよって彩られた『Loving In Stereo』は、未曾有の事態が世界を襲った2020年を経て、人類が新たに生命を奮い立たせて迎える時代にピタリとはまる多幸感溢れるアルバムが完成した。
今作では初めて他のヴォーカリストを迎えており、タミル系スイス人アーティストのプリヤ・ラグ (Priya Ragu) と、FKJとのコラボでも話題となったアメリカ人ラッパー、バス (Bas) が参加している。
今回、日本盤CDには歌詞対訳および解説書が封入され、ボーナス・トラック「Don't You Cry Now」、 「7AM」を追加収録。
発売・販売元 提供資料(2021/03/25)
ビリー・アイリッシュのツアー・サポートも決定した好タイミングでサード・アルバムが登場。資料によると〈ポジティブなテーマで満ち溢れたポスト・ソーシャルディスタンス時代のためのディスコ・レコードの大作〉だそうで、そんな仰々しい惹句も単にダンス・ミュージックの根本的な機能性と楽しさを本作が保証しているということである。先行ヒット"Keep Moving"やバスとの"Romeo"などを筆頭に昂揚感に溢れた佳曲揃いの一枚。
bounce (C)香椎 恵
タワーレコード(vol.453(2021年8月25日発行号)掲載)