ピンク・フロイド 1990年の伝説のネブワース・コンサートでのライヴを完全収録した『ライヴ・アット・ネブワース』
デヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンがオリジナル・マスターテープから新たにリミックス。
1990年の伝説のネブワース・コンサートでのピンク・フロイドのライヴを完全収録した『ライヴ・アット・ネブワース』が、2021年4月30日にCD、アナログ(180g重量盤/45回転2枚組)、デジタル版により全世界同時リリースされる。ピンク・フロイドのネブワースでのライヴは、これまでに3曲公式発表されていたが(当時のネブワース映像作品に「クレイジー・ダイアモンド」「ラン・ライク・ヘル」、CDに「コンフォタブリー・ナム」と「ラン・ライク・ヘル」を収録)。今回遂に、その時に演奏された全7曲がコンプリート収録となる。 『ライヴ・アット・ネブワース』はデヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンによって、オリジナル・マスターテープから新たにリミックスされ、アルバムのアートワークはヒプノシスのオーブリー・"ポー"・パウエルが撮影し、ストーム・スタジオのピーター・カーゾンがデザインした新装版。この未発表ライヴは2019年の『レイター・イヤーズ』ボックス・セットに初めて収録されたが、単独アルバムとしてCDとアナログでリリースされるのは今回が初めてとなる。 1990年6月30日にイギリス南部ハートフォードシャーのネブワース・ハウスで開催されたネブワース・コンサート(シルバー・クレフ・アワード・ウィナーズ・コンサート)は、若者への音楽療法を行うイギリスのチャリティ団体ノードフ・ロビンス(Nordoff Robbins)が主催し、イギリス音楽界への貢献を称えて与えられる「シルバー・クレフ賞」の受賞者たちが出演したチャリティ・コンサートで、この年はピンク・フロイドの他、ポール・マッカートニー、ダイアー・ストレイツ、ジェネシス、フィル・コリンズ、マーク・ノップラー、ロバート・プラント(とジミー・ペイジ)、クリフ・リチャード、エリック・クラプトン、ティアーズ・フォー・フィアーズといった錚々たるロック・レジェンド達が参加。ピンク・フロイドがヘッドライナーを務め、彼らにとっては『鬱』ツアーの最終公演となるものだった。約12万人を動員したこのコンサートの収益金は、BRITスクール(英国政府がパフォーマンス・アートとメディア教育のために1991年に設立した学校)設立のために寄付され、コンサートの模様は当時MTVにより全世界で放映された。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/12)
ノードフ・ロビンス会長のデヴィッド・マンズ(David Munns)はこのイベントについてこう語っている。
「ネブワース・コンサートは、ノードフ・ロビンス、BRITトラスト、そしてBRITスクールというコンセプトに対する音楽業界のコミットメントを決定づけるひとときでした。ピンク・フロイドの素晴らしいパフォーマンスで締めくくられる夢のような1日で、調達された資金はBRITスクールを現実のものとすることができ、ノードフ・ロビンスも業務を大きく拡大することができました。ネブワースは素晴らしい出来事の1つとして歴史に残ることでしょう。音楽業界もこのイベントが達成できたものについて大いに誇るべきです」。
ニック・メイスンもこう振り返っている。
「ネブワースには特別な何かがあるんだ。'70年代にあそこでプレイしたのは僕たちにとって今でもいい思い出だけど、このショウに対する思いも何ら変わらない。ノース・ロンドンの少年にとってはほとんどホーム・ゲームみたいなものだったけど、1年を優に超えた特大規模のツアーの後で再結集できたのはさらに嬉しいことだったんだ。それから、この時は素晴らしいキャンディ・ダルファーと共演できた機会でもあった。僕はそのかなり前から彼女のファンだったんだ。もっと彼女を活用する機会がなかったのはとにかく勿体なかったね。大切な友人のマイケル・ケイメンにもゲスト出演してもらったんだ。マイケルはそれまでの10年間、ピンク・フロイドに本当に多くの貢献をしてくれた。彼の何らかの演奏が収録できたのは素晴らしいことだ」。
ピンク・フロイド(デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、リチャード・ライト)のツアー・バンドはガイ・プラット(B)、ジョン・キャリン(Key)、ティム・レンウィック(G)、ゲイリー・ウォリス(Per)、バッキング・ヴォーカルにダーガ・マクブルーム、サム・ブラウンと彼女の母ヴィッキー、そして「虚空のスキャット」のオリジナル・ヴァージョンのヴォーカリスト、クレア・トリー。また、ゲスト・ミュージシャンとして、サックス奏者のキャンディ・ダルファーとキーボード奏者でもある作曲家のマイケル・ケイメンを迎えている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/12)
Regarded by many as one of their finest live performances, at least of the post-Roger Waters era, Pink Floyds appearance at 1990s Knebworth Festival was buoyed by a casual sense of camaraderie and freshness. Having taken a much-needed break after two years of globe-trotting in service of 1987s A Momentary Lapse of Reason, the one-off show in rural Hertfordshire marked the bands return to the stage. Considered to be the festivals headliners over fellow U.K. legends like Paul McCartney, Eric Clapton, and Phil Collins, the Floyd dazzled nearly 120,000 fans with career bullet points like Shine On You Crazy Diamond and Comfortably Numb along with a more recent entry in David Gilmours sonorous guitar showcase, Sorrow. Even the band itself has been said to have felt a certain magic in their performance, which, until its inclusion on the mammoth 2019 Later Years box set, had only been available in bootleg form. This 2020 edition, remixed by Gilmour and engineer Andy Jackson, should help cement Knebworths place in the groups expansive canon. ~ Timothy Monger
Rovi