1966年のイタリア・ホラー映画『La Storega in Amore』のサウンドトラック。
ダミアーノ・ダミアーニ監督、主演ロザンナ・スキャフィーノによる神秘的な作品でメキシコ人作家カルロス・フエンテスの短編小説「アウラ」を基にしている。古代ローマの屋敷には恐ろしい秘密が隠されている。埃、古い書物、そして病的でベールに包まれたエロティシズム...。
音楽を担当するのはアルゼンチン生まれの作曲家ルイス・エンリケス・バカロフ。この映画の男性主人公を務めるリチャード・ジョンソンの周りを引き締める呪文を紡ぐ上で音楽が重要な役割を果たしており、その魔法と動揺のエネルギーで女性的な永遠性を表現した、非常に洗練されたスコア。ビブラフォン、コントラバス、コンガ、あらゆる種類のパーカッション、謎めいたフルート、ノラ・オルランディの紛れもない歌声によるエレガントなジャズ・ヴォーカルなど、エキゾチックなアフロキューバンのパターンのおかげで、サウンドトラック全体が、先祖代々伝わる魅惑の儀式の舞台として機能しているように見える。
140gLP。
発売・販売元 提供資料(2021/03/08)
英語題名「WITCH IN LOVE」、男が愛した美しい女性の正体は魔女だった。監督は複雑なニュアンスの男女のドラマもじっくり見せる名匠ダミアーノ・ダミアーニで『禁じられた抱擁』の3年後、『痴情の森』の2年前にあたる、男女の静かな熱情ながらホラー要素の入った作品。ルイス・バカロフのサントラは、夜のジャズの様相。意味ありげなメロディがノラ・オルランディのスキャットとともに奏でられる美しいテーマがなんといっても印象的で、そこにエキゾなテイストやパーカッションが雰囲気なスコアも用意してクール。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2021/07/05)