ヴァンパイア・ウィークエンドの創設メンバーであり、ハイムやクレイロのアルバム、そしてフランク・オーシャン、ソランジュのシングルの作曲/プロデューサーとして活躍するロスタムによるフルアルバムが完成!
ヴァンパイア・ウィークエンドの創設メンバーであり"現在の偉大なポップ&インディー・ロック・プロデューサーの一人"と評価されるロスタム・バトマングリによるソロ・プロジェエクト。自身の楽曲だけでなく多くの作品を世に送りだして来た彼が渾身の2ndアルバムをリリース。3年間にわたって制作してきた新作について、"[Rostam on the album title]"とタイトルのついた動画で「数年前に公園のベンチで見知らぬ人に出会って、何故かその人に自分が経験した人生の変化について話していた。そしたら彼に"変化はいいものだよ。受け入れるんだ"と言われて、その言葉に今まで感じたことのない情緒を感じたんだ。Transphobia(トランスジェンダーへの嫌悪)、Biphobia(両性愛者への嫌悪)、Homophobia(同性愛への嫌悪)。そういった言葉は脅威を含んでいるとともに恐怖を表しているようにも思える。変化への恐怖、未知への恐怖、あまり親しみがない未来への恐怖、伝統や定義、権力図が変わってしまうことへの恐怖が根底にあるんじゃないかとね。性別というものもこのアルバムを制作している間は常に頭の中にあった。愛や人との繋がりについて書いているけど、人との関係性を性別の枠にあてはめたくないことに気づいたんだ。このアルバムに収録されている楽曲は変化への恐怖を祝福するものではない。むしろ正反対とも言える。自らの中にある恐怖心を認めて、そこから成長することのできる人々についての作品なんだ」と語っています。
発売・販売元 提供資料(2021/03/08)
ヴァンパイア・ウィークエンドの元メンバー、チャーリーXCXのプロデューサーなど、さまざまな肩書きを持つロスタム・バトマングリのセカンド・アルバム。もともと巧みな音作りやソングライティング能力は定評を得ていたが、その魅力は本作でも遺憾なく発揮されている。ロック、ヒップホップ、ジャズといった多くの要素を端正なポップソングにまとめあげる上手さは抜群の一言。特にお気に入りなのは"4Runner"だ。立体的でドリーミーな音像が心地良く、繰り返し聴きたくなるような親しみやすい旋律が光る。"Kinney"もおもしろい。ドラムンベース的な高速ビートから始まり、曲の終盤で突如シューゲイザーな轟音ギターを鳴らすという構成に、思わず笑ってしまった。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.451(2021年6月25日発行号)掲載)