ドラマー、ロイ・ブルックスが1970年に残した熱いライブ!
ウディ・ショウ、セシル・マクビー、ハロルド・メイバーン等が参加
名盤"Free Slave"の5ヶ月後に録音された貴重な発掘音源、まさにこれぞディープ・ジャズ!
ゼヴ・フェルドマンと、カナダの名ジャズレーベルCellar Live のコリー・ウィーズによる「Reel to Real」レーベルからの新発見音源。1970年ボルティモアのボールルームで行われたドラマー、ロイ・ブルックス率いるクインテットの貴重なコンサートを収録、ハードバップファンには見逃せない熱い演奏!
ジャズをもっと聴けるようにという趣旨で発足した団体「ザ・レフト・バンク・ソサエティ」が1970年11月にボルチモアの有名なボールルームにロイ・ブルックスのグループを招聘した際の実況録音。「Reel to Real」レーベルからは1972年の同ボールルームにおける、ジャズボーカリスト、エタ・ジョーンズのライブ盤が発売されている。同ホールはダンスホールであるがゆえにメンバーが後からじっくりと音楽が楽しめるように主催者がオープンリールで録音していたもの。本作はそのテープの中から発掘された音源。
本作の5ヶ月前に同場所で録音され「MUSE RECORDS」から発売された『Free Slave』もウディ・ショーが参加、テナーにはジョージ・コールマンを配したディープ・ジャズの傑作として人気が高い。本作も大部分の曲が20 分を超える熱演で、さらにパワーパップした当時の若手ミュージシャンの溌溂とした演奏を聴くことができる。ロイ・ブルックスの他、ウディ・ショー(tp)、カルロス・ガーネット(ts)、ハロルド・メイバーン(p)、セシル・マクビー(ds) が参加している。
デトロイト生まれのブルックスはユセフ・ラティーフのバンドでドラムを始め、 1959 年~64 年にかけては、大ヒットアルバムの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」を含め、ホレス・シルヴァーと共演を重ねた。 1963 年にリーダー作を発表、その後はフリーランスのドラマーとして1960 年代から1970 年代初頭にかけてニューヨークで活躍。1967-70 年には再びユセフ・ラティーフと活動、その後はソニー・スティット、リー・モーガン、デクスター・ゴードン、チェット・ベーカー、チャールズ・マクファーソン、ファラオ・サンダース等と共演し人気を博した。
LP、CD に付属のオリジナルブックレットには貴重な写真、カルロス・ガーネット、セシル・マクビーへのインタビュー等が収められています。
発売・販売元 提供資料(2021/05/19)