フォー・テット、フローティング・ポインツらと並ぶ美エレクトロニクス。
フォー・テット、フローティング・ポインツらと並び評される天才プロデューサー、レオン・ヴァインホール。2018年のマスターピース『Nothing Is Still』に続く本作品。自分自身で演奏する全ての弦楽器から奏でられる美しき叙情エレクトロニクスと幽玄なビート、攻め寄ってくる上音にどっぷりハマリです。
(C)難波店:真志田 健次
タワーレコード(2021/05/21)
幽玄なビートと美しき叙情エレクトロニクス…
フォー・テット、フローティング・ポインツらと並ぶ天才アーティスト、レオン・ヴァインホール最新作!
幽玄なビートと美しき叙情エレクトロニクスで唯一無二のサウンドを生み出し、フォー・テット、フローティング・ポインツらと並び評される天才プロデューサー、レオン・ヴァインホール。
Rough Trade、Mixmag、The Vinyl Factory、Resident Advisorなど様々なメディアの年間ベストにランクインするなど幅広い評価を得た2018年のマスターピース『Nothing Is Still』に続く最新作『Rare, Forever』を〈NINJA TUNE〉よりリリース!
ロンドンの自宅から遠く離れたロサンゼルスで30歳を迎えた彼は、人生で何を伝えようとしているのか、どこへ向かおうとしているのか、そしてそれまでのキャリアについて考えていた。
ダンストラックで世界中のフロアに陶酔感をもたらした後、一転アーティストとしての成熟を証明する傑作『Nothing Is Still』を発表し、DJ-Kicksシリーズへの参加で、彼は従来の慣習から抜け出し、インダストリアル、テクノ、ダンスホール、ソウルそしてアンビエントまで、あらゆるものを自然かつ創造的に融合させたミックスを作り上げた。
彼は過去10年以上に渡って自身の家族に根ざした制作を行ってきたが、今回の『Rare, Forever』では、過去に何が、そして誰が彼を形作ってきたのかを探求するのではなく、その瞬間に彼が何者であり、どんなアーティストであるのか、ということを初めて表現している。
彼自身の中には複数の側面があり、本作において、アーティストとしての多様性が現れている。
アルバム中、自分自身で全ての弦楽器を演奏し、ボーダーレスで束縛されない音楽を生み出している。
国内流通仕様盤CDには解説書が封入される。
発売・販売元 提供資料(2021/02/12)
30歳という節目を迎えて、さらなるキャリアの充実を図るUKハウス新世代筆頭株の3年ぶり通算4作目。2019年のミックス作品『DJ-Kicks』で自身の幅広いルーツを回顧してみせていたように、本作も彼の才能の深淵と奥底が存分に味わえる作品だ。噛めば噛むほど味が滲み出す滋味ニマル・チューンの先行カット"Snakeskin∞Has-Been"を筆頭に、乾いた疾走系テクノ"Mothra"、幽玄な世界観に美しさ極まるダウンテンポ"Ecce! Ego!"など、近年のインダストリアル~アンビエント~ダンスホールなどといった多様なジャンルをしっかり噛み砕き、融合したうえで提示してみせた音像はフォーマットこそテクノ/ハウスではあるものの、まったく新しい何かのように我々に響いてくるだろう。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.449(2021年4月25日発行号)掲載)