クラシック
CDアルバム

J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年03月26日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルAlpha
構成数 2
パッケージ仕様 -
規格品番 NYCX-10209
SKU 4589538764241

構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00
日本語解説付き

【曲目】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): 平均律クラヴィーア曲集
[DISC 1]
第1番 ハ長調 BWV 846 - 第12番 ヘ短調 BWV 857

[DISC 2]
第13番 嬰ヘ長調 BWV 858 - 第24番 ロ短調 BWV 869

【演奏】
アーロン・ピルザン(ピアノ)

【録音】
2020年6月
ドイチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン

  1. 1.[CDアルバム]
  2. 2.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

アーロン・ピルザン、不等分律による『平均律』でALPHA初登場!

1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。2014年19歳にしてNaiveレーベルよりベートーヴェンとシューベルトの作品を収めたアルバムでCDデビュー、2018年にはチェロ奏者キアン・ソルターニとのデュオで名門ドイツ・グラモフォンからもアルバムを発表しています。
バッハの『平均律クラヴィーア曲集』はドイツ語でDas Wohltemperierte Klavierといい、これはどの調も程よく美しく響くように調律された鍵盤楽器という意味になります。その調律法はそれぞれの音程差が均一ではない不等分律だったので、1オクターヴを十二等分する「平均律」とは、実は違うものでした。
アーロン・ピルザンがALPHAレーベルから初めてリリースする『平均律』では、この「不等分律」にこだわり、調律師と共に楽器を理想的な調律に仕上げています。その効果は冒頭のハ長調のプレリュードから絶大で、たいへん美しいピュアな響きが生まれました。さらにこの調律によって、調によっては逆に特徴的に発生する音の濁りをバッハがどのように利用しているか、という点にも着目し意識的に解釈に取り入れた、画期的な演奏となっています。メリハリが明快ですっきりとした中に聴く者を惹きつける細やかな表現力が持ち味の彼の演奏は、これまでも特にバッハに於いて高い評価を得ていますが、曲ごとに極端なテンポ設定を施すようなことなく曲間の繋がりを大切にしながらも、それぞれの個性を見事に引き出す瑞々しい音楽運び、そして美しいタッチは実に見事。多くは先に存在していた小曲を元に構成されたという成立過程を持つ曲集ながらも、彼の手に掛かれば当初から必然的に構築された巨大な作品を聴いているかのような、自然な説得力を帯びて響きます。天才の呼び声高く世界中で賞賛されるピルザンですが、ここに来てやっと本領発揮のCDアルバムが登場したといっても過言ではないでしょう。
日本語解説書には、ピアニストで録音プロデューサーの内藤晃氏書下ろしの解説と、アーロン・ピルザンのインタビュー邦訳を掲載しており、不等分律の意図と背景が説明されています。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2021/02/09)

アーロン・ピルザン、得意のバッハでALPHA初登場! (C)RS
JMD(2021/02/09)

メンバーズレビュー

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ブリュッセル帯同から日本帰国前に、A.ヒュ―イット「J.S.バッハ ピアノ アレンジメンツ」をよく聴いていた。翌年、夫の異動先の横浜へ帰国した直後の2008年、A.ヒュ―イットのコンサ―ト〈平均律クラヴィーア第2巻〉を東京オペラシティへ行った。直感でチケットを買ったので、〈平均律〉のことなどわからなかったし、ただ座っているような状態だった。会場で購入したCDとDVDを皮切りに、複数の演奏家の録音を聴くようになり、好きな曲が増え、名教師N.ブ―ランジェが指導の始めに使用する逸話なども知ると、鑑賞の質を高め理解を深めたいと願うようになった。
既に複数の録音を整理して持ち、自動車産業に勤務する夫との生活にて、馴染みが良くて愛聴するトリノ出身Luca Guglielmi氏、録音企画意図に共感して迷うことなく買い求めたFrancesco Cera氏、チェンバロ演奏はルセ、現代ピアノ演奏はV.Afanassiev氏とPierre-Laurent Aimard氏の録音も所有。伊人の音楽が大好きで、これ以上必要ないと思えた。
A. ピルザン氏の録音を更に買い求めたのは、調律法「不等分律」を主眼に演奏した点をよく知りたいと考えたからである。予想以上にブックレットの質疑応答形式の演奏意図が分かりやすくて良かった。
〈平均律〉だけ複数の演奏を身銭を切って聴きたくなる理由のひとつは、バッハの彫琢にある。“第1巻は1722年の日付の譜面がかなり良い状態で残っているが、この手書きの譜面には後年の異なる時期に多くの修正がなされており、バッハはかなり高齢になるまで推敲を重ねていたことがうかがえる。”(A.グロックナ―、エマ―ルの録音解説より)
A. ピルザン氏の演奏は、音と音の繋がりが流麗で、かなり稀少な高水準だったことに驚いた。“フレ―ズ毎に、私は音楽上のスピーチを思い浮かべます。…私は多種多様な母音や子音を思い浮かべ、その多彩な響きを楽器で伝えようとします。それはタッチにもフレ―ジングにも明らかな違いをもたらします。そのように最初のプレリュードから最後のフ―ガまで、大きな弧を描くのです。”(A.ピルザン、ブックレットより)。
〈平均律〉鑑賞歴を総浚する機運となった。
繰り返し聴くに耐える愛聴盤。〈第2巻〉の録音も期待する。
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