ヘヴィメタル界のご意見番、ランディ・ブライ率いるラム・オブ・ゴッド。この度リリースとなるのが、『ライヴ・イン・リッチモンド, VA』と題されたライヴ作品。と言っても、本作は従来のライヴ・アルバムとは少々違ったもの。最新アルバムのリリースに伴い、メガデスとともに北米を回る予定であったラム・オブ・ゴッドであるが、コロナの影響によりツアー自体が延期となってしまった。そこで彼らは20年9月に2度、ライヴ・ストリーミングを敢行した。本作は9月18日のストリーミングの模様をフル収録したもの。 (C)RS
JMD(2021/02/09)
ヘヴィメタル界のご意見番、ランディ・ブライ率いるラム・オブ・ゴッド。もともとはハードコア・シーンの出身であることあり、ポリティカルな発言も注目を集める彼らだが、2009年のアルバム『ラス』はBillboard 200の2位に、続く『レゾリューション』(2012)、『VII シュトゥルム・ウント・ドラング~疾風怒濤~』(2015)は共に3位にチャートインするなど、商業的にも大きな成功を収めている。19年にはドラムのクリス・アドラーが脱退し、ファンを驚かせるも、翌20年にはアート・クルーズ(Winds of Plague、元Prong 等)を新メンバーに迎え、5年ぶりのフルレングス、その名も『ラム・オブ・ゴッド』をリリース。健在ぶりをアピールした。
この度リリースとなるのが、『ライヴ・イン・リッチモンド, VA』と題されたライヴ作品。と言っても、本作は従来のライヴ・アルバムとは少々違ったもの。最新アルバムのリリースに伴い、メガデスとともに北米を回る予定であったラム・オブ・ゴッドであるが、コロナの影響によりツアー自体が延期となってしまった。そこで彼らは20年9月に2度、ライヴ・ストリーミングを敢行した。本作は9月18日のストリーミングの模様をフル収録したものなのだ。この日プレイされたのは全14曲。うち10曲が最新アルバム『ラム・オブ・ゴッド』の収録曲。つまりこのアルバムの曲がすべて披露されたということである。延期になったツアーの代わりとなる、ファンへの大きなプレゼントとでも言うべき本作は、まさにコロナ禍によって生まれた作品。さすがはライヴ・バンドとしても定評のあるラム・オブ・ゴッド、目の前にオーディエンスがいなくとも、その演奏の熱さに一切の変わりはない。新ドラマー、アートの演奏が聴けるのもうれしい。
【メンバー】
ランディ・ブライ(ヴォーカル)
マーク・モートン(ギター)
ウィル・アドラー(ギター)
ジョン・キャンベル(ベス)
発売・販売元 提供資料(2021/02/05)