色鮮やかに舞い踊り、辛辣に歌う。
チューン・ヤーズ待望の最新アルバム発売!
ダイナミックなメロディと血湧き肉躍るリズム、オルタナティヴなポップ・センスで次々とリスナーを虜にし、2018年のフジロックではその圧倒的なパフォーマンスで会場を埋め尽くした超満員のオーディエンスを歓喜の渦に包んだチューン・ヤーズが3年ぶり5作目となる最新アルバムをリリース!!
世界中の批評家たちから絶賛を浴びた前作、そしてブーツ・ライリー監督のコメディー映画のサウンドトラックの製作を経て、音楽キャリアが絶頂期にある一方、自らが知らない間に自分が賛同しないシステムに加担しているという現代の病理と苦難に向き合いながら製作されたという本作。
ビースティー・ボーイズやクエストラブの書籍に触発され、自宅のリハーサル・スタジオでアスリートのように何時間もジャム・セッションを重ねて完成した本作は先行解禁されたシャッフル・ビートに様々な音塊が舞うオープナー「nowhere, man」、チルなムードの中からも太いグルーヴを漏らしながら歌われる人間讃歌「hold yourself.」を含む全11曲を収録。
ホーン・セクションやジャズ~ブルースのフィーリングを取り入れながらも色彩鮮やかなポップ・サウンドはそのままに、アイロニーな歌詞がポップに躍動する1枚となっている。
発売・販売元 提供資料(2021/01/29)
絶賛された『I Can Feel You Creep Into My Private Life』から3年ぶりとなる5作目。ブーツ・ライリー監督のコメディー映画「ホワイト・ボイス」のスコア制作やバトルスとの共演を経て、このコンビらしいセンスはさらに磨かれたようだ。キャッチーに進んで急に角を曲がるようなトリッキーな快さは今回も絶妙。ガシャガシャした音のレイヤーとハーモニーが入り乱れ、壊れた万華鏡のようにカラフルでシニカルなアート・ポップが楽しい。
bounce (C)香椎恵
タワーレコード(vol.448(2021年3月25日発行号)掲載)