キャリー・アンダーウッド、伝統的なゴスペル/聖歌カヴァー集となる新作『MY SAVIOR』をリリース
ゴスペル界のレジェンド、シー・シー・ワイナンズとのデュエット曲「Great Is Thy Faithfulness」収録
7度のグラミー受賞を誇るキャリー・アンダーウッドが大ヒット・クリスマス・アルバム『The Gift』に続いて送り出す新作は、ゴスペル/聖歌カヴァー・アルバム『MY SAVIOR』。2018年傑作7thアルバム『Cry Pretty』を共同プロデュースしたデヴィッド・ガルシアが今回もキャリーと共同プロデュース。
自分が子供の頃から歌い続けてきたゴスペル/聖歌のカヴァー曲集となった『My Savior』についてキャリーは、「初めて出したクリスマス・アルバムと今回の作品に入っている曲は、音楽キャリアをスタートさせた時からずっと形にしたいと望んできたものばかりでした。そんな曲を世界のファンの方たちと分かち合うには本当に完璧なタイミングだと感じています」と語る。
アルバムのハイライトになっているのは、ゴスペル界のレジェンド、シー・シー・ワイナンズとデュエットした「Great Is Thy Faithfulness」、ニードトゥブリーズのベアー・ラインハートが参加した「Nothing But The Blood Of Jesus」。
さらには南部ゴスペル界のハーモニカ・レジェンドであるバディ・グリーン、CMAアワードで最優秀ミュージシャン賞を10度の手にしたギタリスト、マック・マカナリー、ゴスペル・ピアノの重鎮、ゴードン・モート、そして近年盛んにコラボしているシンガー・ソングライター、ブレット・ジェームスなど、バック・ミュージシャン陣も実に豪華な布陣。
発売・販売元 提供資料(2021/04/06)
Faith never was far away from Carrie Underwoods performing persona but she never recorded gospel until My Savior, an album released in the early months of 2021. The title My Savior echoes that of My Gift, her 2020 Christmas album, but where that seasonal set was a stiff affair, this religious record is warm-blooded: gentle at all times but with a discernible beating heart. The light touch extends to Underwoods performance, too. Singing with restraint tempered with urgency, Underwood seems invested in this collection of contemporary gospel classics and standards, an understated passion that gives My Savior a tangible depth of feeling. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi
昨年のクリスマス盤『My Gift』から短いスパンで登場したのは、そのモードも引き継いで古典的なヒム(讃美歌~聖歌)を取り上げた穏やかなクリスチャン・アルバム。『Cry Pretty』で組んだデヴィッド・ガルシアのシンプルな意匠を纏った清らかな歌い口は安息を願う現在の心持ちを静かに伝えてくるかのよう。アーシーなカントリー風味で送る"Victory In Jesus"やシーシー・ワイナンズを迎えた"Great Is Thy Faithfulness"もいい。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.449(2021年4月25日発行号)掲載)