イギリスのデス・メタル・レジェンド、ボルト・スロウワーの遺伝子を受け継ぐメモリアム。元ボルト・スロウワーのヴォーカリスト、カール・ウィレッツのもとに、ベネディクション、サクリレッジのメンバーが集結し、ひたすらヘヴィでグルーヴィーな古き良き UK デス・メタルを聴かせる。デス・メタル・ファンであれば、ボルト・スロウワーを強烈に感じさせる最初の1音から狂喜乱舞間違いなし! (C)RS
JMD(2021/01/27)
イギリスのデス・メタル・レジェンド、ボルト・スロウワーの遺伝子を受け継ぐメモリアム。元ボルト・スロウワーのヴォーカリスト、カール・ウィレッツのもとに、ベネディクション、サクリレッジのメンバーが集結し、ひたすらヘヴィでグルーヴィーな古き良きUKデス・メタルを聴かせる。デス・メタル・ファンであれば、ボルト・スロウワーを強烈に感じさせる最初の1音から狂喜乱舞間違いなし!
21世紀に入ると、ここ日本にも数多くのエクストリーム・メタル・バンドがやって来るようになった。だが、海外ではビッグネームであるにもかかわらず、一度も日本の地を踏んでいないバンドというのも散見される。イギリスのボルト・スロウワーもそんなバンドの1つであった。
彼らは90年代、イヤーエイク・レコーズ全盛期に、『Realm of Chaos: Slaves to Darkness』、『War Master』、『The IVth Crusade』といった、とてつもなくヘヴィなアルバムを次々と発表し、世界中のデス・メタル・マニアの度肝を抜いた。
"Bolt Thrower Worship"と言われるクローン・バンドを世界中に生み出すほどの影響力を誇っていた彼らであるが、15年にドラマーのMartin Kearnsが急逝。結局来日を果たすことなく、16年に解散してしまった。
そんな彼らの遺伝子を継いだのが、このメモリアムである。
ヴォーカリストは、ボルト・スロウワーでもフロントマンを務めていたカール・ウィレッツ。ギターはベネディクションのスコット・フェアファックス。ベースはサクリレッジのフランク・ヒーリー。ドラムはこれまでボルト・スロウワーでもプレイしていたアンドリュー・ホエイルが務めていたが、20年に健康上の理由で脱退。現在は、やはりサクリレッジのスパイク・T・スミスが後釜を任されている。
16年の結成以来、『For the Fallen』(17年)、『The Silent Vigil』(18年)、『Requiem for Mankind』(19年)とハイペースでアルバムをリリースしてきたメモリアムだが、この度早くも4枚目となる新作『トゥ・ジ・エンド』が発売となる。中身については改めて言及するまでもない。
ボルト・スロウワー、ベネディクション、サクリレッジのメンバーが集まってできる音楽が、ヘヴィでグルーヴィ、クラスト臭のするUKデス・メタル以外たりえるだろうか?デス・メタル・ファンであれば、ボルト・スロウワーを強烈に感じさせる最初の1音から狂喜乱舞間違いなし!
ナパーム・デス、アモルフィス、ディム・ボルギル等との仕事で知られるラス・ラッセルの手によるミックスも実にパワフル。
【メンバー】
カール・ウィレッツ(ヴォーカル)
フランク・ヒーリー(ベース)
スコット・フェアファックス(ギター)
スパイク・T・スミス(ドラムス)
発売・販売元 提供資料(2021/01/25)