フォーマット |
LPレコード |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 (ヨーロッパ盤) |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年04月23日 |
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規格品番 |
1002050261 |
レーベル |
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SKU |
810020502619 |
ニューオーリンズ・ファンクの新世代を担うファンク・グループ、DUMPSTAPHUNK。アーロン・ネヴィルの息子アイヴァンと、アート・ネヴィルの息子イアンを中心とする彼らは、結成以来、ニューオーリンズの由緒正しい音楽的伝統を受け継ぎながら、21世紀のファンク・フュージョン・サウンドを追い求めている。その彼らが前作、2013年に発表された『DIRTY WORD』から約7年ぶりとなるニュー・スタジオ・アルバムを完成させた。
2003年、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルでのギグをきっかけに結成されたDUMPSTAPHUNKは、ネヴィル・ファミリーのグルーヴを受け継ぎながらも、そこにR&Bやスワンぷ・ポップ、ブルースにロックなど様々な要素を混ぜ合わせ、伝統と新たなものがミックスされたヘヴィーでグルーヴィなファンク・サウンドを作り出している。「先が見えないのは、時として不安だ」ニュー・アルバムについてアイヴァンはそう切り出した。「でもそれに乗っかるしかない時だってある。この国は今分岐点に差し掛かっていて、変わらなきゃいけない部分もあるのさ」実際新作『WHERE DO WE GO FROM HERE』は、現代社会を見つめたテーマの楽曲とダンス・ファンク・ナンバーが絶妙なバランスで配置されたアルバムとなっている。「新曲を聞いた人たちが、ダンスしながら、何等かの考えるきっかけを見つけてほしいと思っている」そうアイヴァンが語る。アルバムに先行してリリースされた、Chali 2naとTrombone Shortyをフィーチャーした「Justice 2020」や、タイトル・トラック「Where Do We Go From Here」を聞けば、彼が言わんとしていることが伝わってくるに違いない。
世界が不安と混沌に包まれながらスタートした2020年代。その中でDUMPSTAPHUNKはニューオーリンズのルーツにしっかりと根差しながら、バンド・メンバーの中に流れる音楽的、そして哲学的影響を組み合わせ、より深く、よりグルーヴィに新時代のファンク・フュージョン・サウンドを作り出していくのだ。
構成数 | 2枚
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1.[LPレコード]【A面】
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1.United Nations Stomp
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2.Make It After All
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3.Backwash
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【B面】
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1.Let's Get At It
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2.Where Do We Go From Here
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2.[LPレコード]【A面】
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1.Itchy Boo
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2.In Time
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3.Do You
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レビュー-
アーロン・ネヴィルがツアーからの引退を表明したが、その息子アイヴァンや甥イアンらを擁するニューオーリンズの現行バンドが元気なのは頼もしい。7年ぶりの新作は、ゲストのマーカス・キングがギターを掻き鳴らすバディ・マイルス・エクスプレス"United Nations Stomp"や原曲に比較的忠実なスライ&ザ・ファミリー・ストーン"In Time"などのカヴァーを交えてダンサブルかつ重量感のあるファンクをかます。泥臭くグルーヴィーなインストにNOLAの伝統が滲むも、キレ味の鋭さは現代風。トロンボーン・ショーティを招いて反トランプを謳った4年前のプロテスト・ソングにチャーリー・ツナのラップを加えた"Justice 2020"は昨今の社会状況を踏まえた曲だが、それ以上に音を奏でる喜びに溢れているのが良い。
bounce (C)林 剛タワーレコード (vol.450(2021年5月25日発行号)掲載)
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