商品の情報
フォーマット |
LPレコード |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年07月14日 |
---|---|
規格品番 |
ACTLP97661 |
レーベル |
|
SKU |
614427976611 |
作品の情報
商品の紹介
ヨアヒム・キューン注目のソロ・ピアノ演奏!
クラシックから、アメリカン・ソングブック、ジャズ・スタンダード、そして、プリンス、ボブ・マーリーまで・・・
西側世界に自由を希求して亡命した60年代から現在までの人生とも呼応する13曲
1944年生まれ、鬼才ピアニスト、ヨアヒム・キューンによる注目のソロ・ピアノ作品。旧東ドイツ、ライプツィヒ出身で、冷戦下の元、危険を乗り越えて、東から西に脱出/亡命したキューンは60年代半ばから70年代にヨーロッパのまさに先端となる前衛的な演奏を展開し、のちにはオーネット・コールマン、アーチー・シェップといった巨匠とも共演。一方、クロスオーバー/フュージョン的作品も経て、80~90年代のJ.F.ジェニー・クラーク、ダニエル・ユメールとのトリオによるプログレッシヴな演奏はヨーロッパ・ジャズの文字通り金字塔で伝説となっていますが、ソロ・ピアノ、特にスタンダード的なものに取り組んだキューンの演奏には、別の響きもあります。
本作は、そんなキューンが、クラシックから、アメリカン・ソングブック、ジャズ・スタンダード、そして、プリンス、ボブ・マーリーまで、印象的なメロディを持った楽曲を取り上げた作品。同ACTでは2005年、2018年とソロ作品をリリースしていますが、2005年作は半分がクラシック、2018年作品はオーネット・コールマン集であり、世界観としては、90年代に発表された名作Label Bleuの『FamousMelody』ともつながりが見えます。
録音は、イビサの自宅にて。15ヶ月にわたって自らのスタインウェイに向かって演奏。イビサ島という環境と自宅録音、年齢、それらもあって、緊迫感というものは多少薄れるものの、選ばれた楽曲がシンボリックであり、また、思慮深さが感じられる展開。特に、もっとも影響を受けた作曲家の一人というベートーヴェンの交響曲、キューンの亡命への道を広げたとも言われる66年のグルダ・コンペで審査員をつとめたジョー・ザヴィヌルの名曲「リマーク・ユー・メイド」、そして、アルゼンチン出身のガトー・バルビエリから演奏を依頼された「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の再演と、それらは、キューンの人生と呼応するもので、一つ一つに哀愁が漂います。また、ボブ・マーリーの「Redemption Song」は、自由への希求を歌った楽曲であり、キューンが西側への世界に憧れ、亡命したこととも重なりを感じさせます。キュレーションはACTのシギ・ロッホであり、選曲のきっかけは明らかにはされてないものですが、そうした背景と重なるこのソロ集は、キューンにとっての確かなマイルストーンであることも感じさせます。そして、ラストは、ハッとするほどに美しいビル・エヴァンスの名曲「ピース・ピース」!
ところで、タイトル・トラックは、自宅のテラスで見る海に沈む夕日の美しさをとらえたものとのこと。70代半ばとなったキューンが、いい意味で力は抜きながら、ピアニストとしてのセンスを見せる表現。注目の13ピースがここにあります。
クラシックから、アメリカン・ソングブック、ジャズ・スタンダード、そして、プリンス、ボブ・マーリーまで・・・
西側世界に自由を希求して亡命した60年代から現在までの人生とも呼応する13曲
1944年生まれ、鬼才ピアニスト、ヨアヒム・キューンによる注目のソロ・ピアノ作品。旧東ドイツ、ライプツィヒ出身で、冷戦下の元、危険を乗り越えて、東から西に脱出/亡命したキューンは60年代半ばから70年代にヨーロッパのまさに先端となる前衛的な演奏を展開し、のちにはオーネット・コールマン、アーチー・シェップといった巨匠とも共演。一方、クロスオーバー/フュージョン的作品も経て、80~90年代のJ.F.ジェニー・クラーク、ダニエル・ユメールとのトリオによるプログレッシヴな演奏はヨーロッパ・ジャズの文字通り金字塔で伝説となっていますが、ソロ・ピアノ、特にスタンダード的なものに取り組んだキューンの演奏には、別の響きもあります。
本作は、そんなキューンが、クラシックから、アメリカン・ソングブック、ジャズ・スタンダード、そして、プリンス、ボブ・マーリーまで、印象的なメロディを持った楽曲を取り上げた作品。同ACTでは2005年、2018年とソロ作品をリリースしていますが、2005年作は半分がクラシック、2018年作品はオーネット・コールマン集であり、世界観としては、90年代に発表された名作Label Bleuの『FamousMelody』ともつながりが見えます。
録音は、イビサの自宅にて。15ヶ月にわたって自らのスタインウェイに向かって演奏。イビサ島という環境と自宅録音、年齢、それらもあって、緊迫感というものは多少薄れるものの、選ばれた楽曲がシンボリックであり、また、思慮深さが感じられる展開。特に、もっとも影響を受けた作曲家の一人というベートーヴェンの交響曲、キューンの亡命への道を広げたとも言われる66年のグルダ・コンペで審査員をつとめたジョー・ザヴィヌルの名曲「リマーク・ユー・メイド」、そして、アルゼンチン出身のガトー・バルビエリから演奏を依頼された「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の再演と、それらは、キューンの人生と呼応するもので、一つ一つに哀愁が漂います。また、ボブ・マーリーの「Redemption Song」は、自由への希求を歌った楽曲であり、キューンが西側への世界に憧れ、亡命したこととも重なりを感じさせます。キュレーションはACTのシギ・ロッホであり、選曲のきっかけは明らかにはされてないものですが、そうした背景と重なるこのソロ集は、キューンにとっての確かなマイルストーンであることも感じさせます。そして、ラストは、ハッとするほどに美しいビル・エヴァンスの名曲「ピース・ピース」!
ところで、タイトル・トラックは、自宅のテラスで見る海に沈む夕日の美しさをとらえたものとのこと。70代半ばとなったキューンが、いい意味で力は抜きながら、ピアニストとしてのセンスを見せる表現。注目の13ピースがここにあります。
発売・販売元 提供資料
(2021/01/15)
収録内容
構成数 | 1枚
-
1.[LPレコード]
-
1.Warm Canto
-
2.Allegretto, Symphony No. 7
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3.A Remark You Made
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4.Sintra
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5.Ponta de Areia
-
6.Redemption Song
-
7.Touch the Light
-
8.Fever
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9.Blue Velvet
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10.Stardust
-
11.Purple Rain
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12.Last Tango in Paris
-
13.Peace Piece
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