待望! あのアルトゥール・ヴェロカイ、さらにはブラジリアン・ソウル/ファンク最重要パーソンのジュニオール・メンデスが手掛けた80s メロウ・ブラジリアンAORの名作が世界初リイシュー!
ブラジル音楽の中心地リオデジャネイロで10歳から作曲を学び始めたというジョルジ・サウマ・ジュニオール。大学に入学するころにはチン・マイアやカシアーノといったブラジリアン・ソウル系アーティストに影響を受けるようになり、彼らの作る楽曲が持つグルーヴやアレンジに夢中になっていった。
そんなジョルジに転機が訪れたのが1985年、ブラジリアン・ソウル/ファンクの多くの作品で屋台骨として活躍していたジュニオール・メンデスの母が代議士候補として、ジョルジの父が経営する会社を訪れたのだという。偶然につながったジュニオール・メンデスの人脈で紹介してもらったヴェロカイをはじめとする気鋭ミュージシャンを従え、コパカバーナにあるジュニオールのスタジオで録音されたのが本作だ。
軽やかなリズムとシンセ、ジェントルな歌声が絡むブリージンな"Nao Vai Dar"、浮遊感あふれるシンセが心地よい "Tudo Terminou"などなど当時世界の音楽シーンを席巻していたシンセのきいたメロウAORをたっぷり収録。当時インディー・レーベルからリリースするもプロモーションの失敗によりほとんど売れなかったとのことだが、その内容の良さゆえ、近年再発見されるとヴェロカイ関連作ということもあり、たちまち人気盤に。80-90'S回帰の昨今のトレンドにもばっちりはまる作品なだけに実に嬉しいリイシューである。
発売・販売元 提供資料(2021/01/18)