醒めた寓話は、ノルウェーの森でトランスする...
ビョークのポップと狂気を引き継ぐ大器
スメーツ待望のデビュー・アルバム完成。
2017年にデビューを果たし、翌年にリリースしたEP作品「Have Fun」で世界を震撼させたカタリーナ・ストルテンベルグとアンリエット・モッツフェルトによるノルウェーのデュオ、スメーツが待望のデビュー・アルバムを〈XL Recordings〉よりリリース!
先行公開された加速するトランスと畳み掛けるジューク/フットワークの連打に醒めたR&B歌唱でホワイトアウトする「I don't talk about that much」、不穏に蠢きながらシンコペートするビートと白昼夢のように美しいストリングスの中で寓話のように現世をチャットするタイトル曲「Believer」を筆頭に、ビョークやラース・フォン・トリアー、ピーター・グリーナウェイのアートを受け継ぎながら、ノルウェー文化と芸術の歴史におけるノスタルジーとロマンを現代の狂気へと落とし込んだ本作。
近年、盛り上がりを見せるノルウェー地下のクラブ・シーンとも共振しながら、トランスやヒップホップ、R&Bと自身のバックグラウンドである北欧の伝統的な民族音楽、オペラ、ミュージカル、クラシックのハイブリッドとして産み落とされた衝撃のデビュー・アルバムにして問題作がここに完成。
発売・販売元 提供資料(2021/01/14)
2017年にデビュー、その翌年にリリースしたEP『Have Fun』で世界中に強烈な印象を残したノルウェーの女性デュオ、スメーツが満を持してファースト・フル・アルバムを完成。近年にわかに盛り上がりを見せるノルウェーの地下クラブ・シーンの不穏なムードを纏いながら、スローモーに展開していくダーク・エレクトロ"Believer"、トランシーなウワモノの下をかいくぐりながら切々と歌い続ける"I Don't Talk About That Much"、荘厳なインスト"Hva Hvis"など、北欧のトラディショナルな意匠のなかにクラシックやオペラの要素も滲ませて聴き手を惹き付ける。冷ややかな狂気とポップネスを奇跡的なバランスで保った楽曲、そしてすでに確立された世界観は2020年代以降の新たな基軸となり得るものだ。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.447(2021年2月25日発行号)掲載)