ニューオリンズ出身のR&Bシンガー・ソングライター=Lucky Daye(ラッキー・デイ)の傑作デビュー・アルバム『Painted』のデラックス・エディションをアナログ盤で発売。
2020年代を牽引するメロウR&Bの旗手=Lucky Daye(ラッキー・デイ)の傑作デビュー・アルバム『Painted』がアナログ盤で登場! ラッキー・デイはアメリカ・ニューオリンズ出身。BoyzIIMen、エラ・メイ、トレイ・ソングス等に楽曲を提供する等、ソングライターとしての活動を経て、2018年にRCA傘下のKeep Cool Records と契約。2019年に発売されたデビュー・アルバム『Painted』は、プロデューサーにリアーナやジェニファー・ロペス等との仕事で知られるD'Mile を迎え制作され、2020年のグラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞他、計4部門にノミネートされた。2020年には、『Painted』にベイビーフェイスとのコラボ曲やライヴ音源等計6曲を追加した全19曲収録の『Painted (Deluxe Edition)』を発表。今回、このデラックス・エディションが2枚組のアナログ盤として初めてフィジカル・リリ-スされる。
発売・販売元 提供資料(2021/02/19)
RCA傘下のキープ・クールを代表するニューオーリンズ出身のシンガーによる初フル・アルバム(19年)の拡大版がLP化。DJキャンパーに助力を得て全面制作したDマイルにとっても再躍進のきっかけとなった本作は、ソウル、ファンク、ボサノヴァ、ジャズ、AOR、レゲエなどの要素を散りばめながら現代的な音像を描き、プリンスも真似たりしながらR&Bに着地する。グルーヴィーな出世曲"Roll Some Mo"など、魅惑的なコーラスを交えた主役の歌声も人懐っこくソウルフルだがキレは鋭い。ジニュワイン"Pony"を引用した"Karma"やトニ・ブラクストンの名曲を作者のベイビーフェイスを迎えて換骨奪胎した"Shoulda"という90年代R&Bオマージュにも好感。ヴィクトリア・モネイとのサントラ曲まで含めた充実作だ。
bounce (C)林 剛
タワーレコード(vol.449(2021年4月25日発行号)掲載)