デンマークを代表するピアニスト、カーステン・ダール
ACT作品『Painting Music』に続き、新展開を深める充実のトリオ作!
レギュラー・メンバーと即興を基本にして描き出す創造力あふれる演奏
スウィンギーな4ビートからフリー・フォームまで自在に織りなす一作
デンマークが生んだ名ピアニスト、カーステン・ダールのレギュラー・トリオによる充実の最新作品。
2000年初頭よりスウィンギーなビートに、ビバップのフレージングを基本とした演奏で、日本でも人気を博した一方、2010年あたりを境に作品の世界が変化。その理由は幼少時から抱えていたメンタル・プロブレムによると本人が語っており、表現も一時抽象的な方向に大きく向かっていましたが、それから10年を経て、前作、ドイツACTの2019年リリース作品『Painting Music』、本作と、また新しい世界を深めています。
ジャケットのアートは、カーステン・ダールによるもので、このジャケットも象徴するように、楽曲は2曲を除いてトリオメンバーの即興。これらは、フォームに従って演奏するのではなく、より深くメンバー同士が反応しあって音楽を生み出すことをベースにしているとのこと。しかし、そこにはカーステン・ダールが生み出す美しいメロディがあり、メンバーとのインタープレイによる高次元の創造があり、キース・ジャレットが切り拓いた即興トリオのクリエイティヴィティ、またヨーロピアンとしてのアイデンティティもにじみます。素晴らしい即興が展開されたトリオは、即興でありながら作曲のようでもあり、コードチェンジのないワン・コードで世界を拡張していくオープニングから11曲(LPは9トラック)を通した演奏は組曲のようでもあります。
4ビートのスウィンギーな演奏あり、フリー・フォームで描く楽曲あり、テクニックとメロディ・センス、信頼するメンバーとの充実のトリオ演奏。ところで、タイトルの『Mirrors Within』とは、鏡の内側を意味し、メンバーとの演奏によって自らの内面を見るという意味合いを込めているとのこと。カーステン・ダールが、こののち、どのような世界に行くか興味を抱かせる作品です。
発売・販売元 提供資料(2021/01/20)