ザ・スマイルの変拍子グルーヴにヤラれた方は要チェック!
レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドによる話題の新バンド=ザ・スマイルのメンバーとして名を連ねるジャズドラマーのトム・スキナーが所属するユニット=サンズ・オブ・ケメット。現行UKブラックジャズの最高峰シャバカ・ハッチングス率いる本グループでも、その小気味良い生ドラムの刻み、変幻自在の匠技を思う存分味わえます!ザ・スマイルとレディオヘッドの明確な違いはその変拍子を多様したリズムであり、ボウイ遺作でのマーク・ジュリアナ然り、ジャズ畑の人が叩くビートが好きな方は要チェック!本作のアフロでエキゾな怒涛のグルーヴはトム・ヨークが共振するのも納得です。
(C)オンライン:巻本 拓也
タワーレコード(2022/06/24)
UKジャズの最重要アーティスト、シャバカ・ハッチングスが率いるロンドンの最高峰ユニットがセカンド・アルバムをリリース。インパルスが60周年を迎えるアニバーサリー・イヤーを記念する、まさしくインパルスを象徴する1枚に。 (C)RS
JMD(2021/04/01)
聴く者を圧倒するダイナミックなブラック・パワー。
怒り、戸惑い、そして希望がUKジャズのカリスマを突き動かす。彼が思い描く未来とは―。
サックス奏者、ソングライター、哲学者、作家として活躍するUKジャズの最高峰アーティスト、シャバカ・ハッチングスがイギリスとアイルランドで最も優れた音楽作品に対して贈られるマーキュリー賞にノミネートされたユニット、サンズ・オブ・ケメットでインパルスから2枚目となるアルバム『ブラック・トゥ・ザ・フューチャー』をリリースする。
前作『ユア・クイーン・イズ・ア・レプタイル』と同様、テナー・サックス~ベース~ツイン・ドラムという珍しい編成は変わらずだが、UKの次世代ラッパー、コジェイ・ラディカル、シカゴを拠点にするバンドリーダー兼ヴォーカリスト、エンジェル・バット・ダヴィド、アメリカの詩人、ムーア・マザー、彼らの前作にも参加したジョシュア・アイデヘン、イギリスの伝説的なグライムMC、D Double Eなどの著名なボーカリストを迎えたダイナミックな作品に仕上がった。
昨年、シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズとしてリリースした『ウィー・アー・セント・ヒア・バイ・ヒストリー』にも見られるように、ここ数年、シャバカがリリースする作品には、忘れられた神話を発掘し、過去の音を解き明かし、未来へのテーゼを提示する共通のテーマが内在していた。ジョージ・フロイドの死とそれに続くBLMの抗議活動を受けて、シャバカが感じた怒りとフラストレーションを外に向かって表現した政治的に痛烈なパワフルな歌詞と音楽で始まる本作もその例外ではない。メッセージを確かな音楽テクニックと豊かな音色が支え、アート作品として絶妙なバランスを保っている。歌詞までしっかり読みこみたい作品だ。
【パーソネル】
シャバカ・ハッチングス(ts,woodwinds)
テオン・クロス(tuba)
トム・スキナー(ds)
セブ・ロシュフォード(ds) 他
発売・販売元 提供資料(2021/03/31)
現代UKジャズのキーマン、シャバカ・ハッチングス率いるユニットが名門インパルスでの2作目をリリース。前作と同じく、テナー・サックス、ベース、ツイン・ドラムという変則的な編成に加え、ラッパーや詩人、ヴォーカリストがストーリーテリングを担い、BLM以降のシリアスなメッセージを紡いでいく。確かな技術とセンスで描かれるのは神話、怒り、そして未来。ジャズは単なる音楽ジャンルの一部ではないのだ。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.450(2021年5月25日発行号)掲載)