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クラシック
CDアルバム

バッハとイタリア Vol.3

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年06月15日
国内/輸入 輸入
レーベルDa Vinci Classics
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 C00353
SKU 746160911830

構成数 : 1枚

【曲目】
トレッビ:3つのコラール
ファッキネッティ:J.S.バッハのコラールによる主題と変奏曲 FZ.308
ボーゲン:J.S.バッハの主題によるコラール、パルティータ・コラール第2番
フィオレンティーノ:J.S.バッハのBWV.147に基づく《主よ、人の望みの喜びよ》
マンゾッティ:J.S.バッハのBWV.21に基づく《涙と嘆き》
ボイト:J.S.バッハのBWV.766に基づくパルティータのトランスクリプション
ヴラド:5つのコラール

【演奏】
キアラ・ベルトリオ(ピアノ/シュタイングレーバー)

【録音】
2020年1月2日-4日
ベルガミーニ・ピアノフォルティ(ピアネッツァ、イタリア)

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

イタリアの女流ピアニスト、キアラ・ベルトリオの演奏による、J.S.バッハとイタリア楽壇の繋がり、関係を描くレコ―ディング・プロジェクトの第3巻。
アッリーゴ・ボイトやセルジオ・フィオレンティーノがJ.S.バッハの音楽を題材として作曲した作品からも、大バッハがイタリアの音楽家たちに与えた影響を大きさを知ることが出来ます。
キアラ・ベルトリオはパウル・バドゥラ=スコダの薫陶を受け、2005年にレオン・フライシャーの指揮でカーネギー・ホールへのデビューを果たしたイタリアの才媛。ここではシュタイングレーバーのグランド・ピアノを弾いています。
東京エムプラス
発売・販売元 提供資料(2021/05/25)

メンバーズレビュー

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常日頃、夫の勤務先企業の拠点の地域理解の観点からも、作曲家と同郷の演奏家を選んで聴くようにしている。実際、耳を啓くのは、やはり同郷人の演奏によるものが圧倒的に多かった。
しかし、私はイタリア人の音楽家が好きで、父バッハもイタリア人の演奏に魅力を感じることが多い。それ故、バッハに関しては、自分の好きな演奏で聴くようにすることに決め、特にトリノ出身の音楽家の演奏は、日常の予定を時間通りにこなす時には、必需品にまでなった。
そして、このキアラ・ベルトリオ女史の企画録音と出会う。根っからバロックが大好きな私には、少し心配でもあったが、女史がトリノ出身ということ、プロテスタント信者の祖母の祥月命日に近いということで、供養として購入、精聴重聴することにした。
特に嬉しい再会が、〈BWV641 我ら悩みの極みにありて〉。
息子がリンチによって不登校を余儀なくされた時、私も対峙することに決めて、学校側と連携、実情は折衝だった。登校意欲を妨げるものを全て除却して、通学可能にするために腐心した日々、社会問題であり、組織問題、月に一回は自殺という故殺で落命する子どもたちのニュ―スを知るような状況。
その渦中で、聖ト―マス教会オルガニストU.ベ―ム氏のオルガン演奏で開耳。心に強く確かに働きかけるこの曲の邦題と邦訳を読み驚く。心情に的中していて、音楽が呼んでくれていた感がしたからだ。
そして、すでに10年以上経ち、今度はピアノ演奏で聴く。人災からの復興は、未だ成らず。過ぎ去りし日に後悔はなくても、息子に詫びながら生きている。
不条理の中を生きる人の心に、芳醇な楽音と音色で、束の間でも寂光が差すのが、父バッハたちの音楽。編曲により古典詩を現代語訳で読むような情趣があり、充足感がある。
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