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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2021年06月15日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Da Vinci Classics |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | C00353 |
| SKU | 746160911830 |
構成数 : 1枚
【曲目】
トレッビ:3つのコラール
ファッキネッティ:J.S.バッハのコラールによる主題と変奏曲 FZ.308
ボーゲン:J.S.バッハの主題によるコラール、パルティータ・コラール第2番
フィオレンティーノ:J.S.バッハのBWV.147に基づく《主よ、人の望みの喜びよ》
マンゾッティ:J.S.バッハのBWV.21に基づく《涙と嘆き》
ボイト:J.S.バッハのBWV.766に基づくパルティータのトランスクリプション
ヴラド:5つのコラール
【演奏】
キアラ・ベルトリオ(ピアノ/シュタイングレーバー)
【録音】
2020年1月2日-4日
ベルガミーニ・ピアノフォルティ(ピアネッツァ、イタリア)

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しかし、私はイタリア人の音楽家が好きで、父バッハもイタリア人の演奏に魅力を感じることが多い。それ故、バッハに関しては、自分の好きな演奏で聴くようにすることに決め、特にトリノ出身の音楽家の演奏は、日常の予定を時間通りにこなす時には、必需品にまでなった。
そして、このキアラ・ベルトリオ女史の企画録音と出会う。根っからバロックが大好きな私には、少し心配でもあったが、女史がトリノ出身ということ、プロテスタント信者の祖母の祥月命日に近いということで、供養として購入、精聴重聴することにした。
特に嬉しい再会が、〈BWV641 我ら悩みの極みにありて〉。
息子がリンチによって不登校を余儀なくされた時、私も対峙することに決めて、学校側と連携、実情は折衝だった。登校意欲を妨げるものを全て除却して、通学可能にするために腐心した日々、社会問題であり、組織問題、月に一回は自殺という故殺で落命する子どもたちのニュ―スを知るような状況。
その渦中で、聖ト―マス教会オルガニストU.ベ―ム氏のオルガン演奏で開耳。心に強く確かに働きかけるこの曲の邦題と邦訳を読み驚く。心情に的中していて、音楽が呼んでくれていた感がしたからだ。
そして、すでに10年以上経ち、今度はピアノ演奏で聴く。人災からの復興は、未だ成らず。過ぎ去りし日に後悔はなくても、息子に詫びながら生きている。
不条理の中を生きる人の心に、芳醇な楽音と音色で、束の間でも寂光が差すのが、父バッハたちの音楽。編曲により古典詩を現代語訳で読むような情趣があり、充足感がある。