ニューノーマルな手法で製作された最高傑作。
コロナ禍でリモート体制での制作を余儀なくされたニューアルバムは不思議とバンド感が強まっている。全編に渡りギターの音色が印象的に響き、初期作品群を彷彿させつつも、立体的に陰影をつけるリズム隊との絶妙なバランスのアンサンブルの中で複雑に漂う美しいメロディが、彼らの最高傑作と感じさせる内容の1枚。CDにはSTUTSとの共作曲「Basic」をボーナス収録。アルバム本編のインストVER.を収録したCDとの2枚組。
(C)オンライン:諏訪 貴則
タワーレコード(2021/04/02)
活動10年を経て、日本のみならずアジア、欧米のリスナーにも届くようになったミツメ。2019年に発売した『Ghosts』以来となる2年ぶりのニューアルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2021/01/26)
活動10年を経て、日本のみならずアジア、欧米のリスナーにも届くようになったミツメ。2019年に発売した「Ghosts」以来となる2年ぶりのニューアルバムをリリースいたします。
2020年のミツメは春から毎月シングル・リリースとこれまで以上に活発な活動を続けてきました。秋にはキャリア初めてのリミックス音源「トニックラブ (tofebeats remix)」をリリースし、12inchシングルカットするなど新しい挑戦も。
アルバムへの楽曲の制作では、止むを得ず一部リモートでの作業を行うことにもなりましたが、そのことが緻密な多重録音アンサンブルにつながり、今までになかった一面を覗かせる楽曲も生まれています。
2021年のアルバムもまた新しいミツメを聴いていただける作品になりました。
発売・販売元 提供資料(2021/01/25)
シンプルなタイトルが冠された6枚目のフル・アルバムは、コンセプトがないからこそバンドの本質が再確認できる好盤。ミニマリズムと平熱の温度感が揺るぎない世界観を規定しつつも、ファズ・ギターやブレイクビーツといった記名性の強いパーツが曲ごとの輪郭を際立たせ、聴き手を飽きさせない。生ピアノやフィルター使いが印象的なトラックに乗せて日常の尊さが歌われる、STUTSを迎えた"Basic"は贅沢なボーナス・トラックだ。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.448(2021年3月25日発行号)掲載)