新たにあのロニー・ロメロをヴォーカリストに迎えて制作されたサンストーム5枚目のアルバム。そのテーマは、初期のメロディックなAORよりのサウンドへの回帰。となれば、ロニー以上の適任はいない、これぞヨーロピアン・メロディック・ハードロックの傑作。 (C)RS
JMD(2021/04/21)
新たにあのロニー・ロメロをヴォーカリストに迎えて制作されたサンストーム5枚目のアルバム。そのテーマは、初期のメロディックなAORよりのサウンドへの回帰。となれば、ロニー以上の適任はいない!これぞヨーロピアン・メロディック・ハードロックの傑作。
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き/日本盤限定ボーナストラック収録】
このサンストーム、もともとはレインボーやディープ・パープルでの活躍で知られるヴォーカリスト、ジョー・リン・ターナーを中心としたプロジェクトであった。何しろ彼の幻のセカンド・ソロアルバム用に制作されたデモ音源が、その発端であったのだから。06年にリリースしたデビュー・アルバム『サンストーム』は、このデモを作品として完成させてもの。本作が非常に好評であったため、サンストームはその後も活動を継続。『ハウス・オブ・ドリームス』(09年)、『エモーショナル・ファイア』(12年)、『エッジ・オブ・トゥモロー』(16年)、『ザ・ロード・トゥ・ヘル』(18年)と、コンスタントにアルバムをリリースし続けてきた。初期の頃は叙情的なメロディック・ハード・ロックをプレイしていたが、4枚目の『エッジ・オブ・トゥモロー』からは、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオをブレインに迎え、よりハードなサウンドを聞かせた。
この度リリースとなる5枚目のアルバムが、この『アフターライフ』である。プロデューサーは、再びアレッサンドロ・デル・ヴェッキオが務めている。しかし、驚いたことに本作にジョー・リン・ターナーは参加していないのだ!ジョーの後釜を務めているのは、レインボー、ヴァンデンバーグ、マイケル・シェンカー・グループ、コアレオーニなどで、文字どおり八面六臂の活躍を見せるロニー・ロメロ。本作のテーマは、サンストーム初期のメロディックなAORよりのサウンドへの回帰。となれば、この人選も納得。メロディックなハードロックを歌わせたら、ロニーの右に出るものはいない。その美声は予想通り、いや予想をはるかに超えるハマりっぷり。これぞヨーロピアン・メロディック・ハードロックの傑作というべきアルバムだ。
日本盤にはボーナストラック1曲を収録。
【メンバー】
ロニー・ロメロ(ヴォーカル)
シモーネ・ムラローニ(ギター)
アレッサンドロ・デリ・ヴェッキオ(ギター)
ニック・マッズッコーニ(ベース)
ミシェル・サンナ(ドラムス)
発売・販売元 提供資料(2020/12/21)