世界の舞台を経て生まれた女性デュオ、Tinna(ティナ:惣領智子&高橋真理子)。初CD化10曲を含めたベスト・アルバムをUHQCD仕様でリリース!唯一無二、美しくあざやかなハーモニーは、さらに輝く。
1978年から約2年の短い活動期間ながら、6枚のシングル、4枚のアルバムを発表。楽曲はドラマやCMに多く起用され、彼女たちのハーモニーは広く支持されていた。しかし、Tinna名義でCD化されたのは1stアルバムのみで、シングル曲を含めた一部の曲が、CDのコンピレーション盤に収録されただけであった。多くのユーザーから望まれたCD化をここに実現。
1970年代の日本の音楽シーンにおける一つの変化は、フォークでもロックでもないポピュラー・ソングとしての試みが多くなされていたこと。惣領智子、高橋真理子のデュオであるTinnaは作曲/プロデュースの惣領泰則を含めて、72年から75年まで米国で活躍した日本人バンド、ブラウン・ライスの元メンバー。Tinnaのレコーディングに参加した金田一昌五(b)と市原康(Dr)もブラウン・ライスの元メンバーである。78年から80年まで活動したTinnaは、惣領智子と高橋真理子の2人による卓越したボーカルとコーラスの妙味、そして米国のポップス王道路線の曲作りとサウンドが特徴。そこからは本場アメリカ仕込みの底力が感じられるだけに、活動期間が約2年と短かったことは残念。テレビドラマの主題歌やCMタイアップ曲も含むこのコンピレーションには、彼女たちが残したアルバムとシングルから女性ボーカル/コーラスの美しい17曲を収録。本作は、ブラウン・ライスから続く彼女たちTinnaの70年代における集大成であると同時に、70'sジャパニーズ・ポップスの集大成と言っても過言ではない。
発売・販売元 提供資料(2022/08/29)
ニューミュージック世代 (現在50代?)の中には、Tinnaの名は知っていてもその歌をじっくり聴いたという人は少ないかもしれない。1978年のデビューからその活動期間はわずか2年足らずだったという事実ゆえ、いつか聴こうと思っているうちに時代は変わっていってしまったせいだ。惣領智子と高橋真理子の2人の歌声は当時のサーカスやハイ・ファイ・セットと比肩する清涼感溢れるもので、そこに加わる彼女たちのベースにあるアメリカ仕込みのポップ・フィーリングがその魅力といえる。昨今のシティポップ・ブームに十分通じる音楽センスをこのベスト(初CD化音源含)で聴いてほしい。
intoxicate (C)馬場雅之
vol.150(2021年2月20日発行号)掲載(2021/02/20)
1970年代に活躍した女性ボーカル/コーラスTinnaのベストアルバム。 (C)RS
JMD(2021/02/02)