野村国際文化財団の助成による「現代日本の作曲家」シリーズ4作目。松平頼暁は、作曲家松平頼則の長男として生まれ、57年都立大学理学部博士課程を修了、現在立教大学教授(生物、物理学/理学博士)。中学時代から作曲とピアノをほとんど独学で学び、53年毎日音楽コンクールに入選(「弦楽四重奏のための変奏曲」)。56年、父頼則の弟子、遠藤亮、江崎健一郎、山下一二三らと「グループ"20.5"」を結成、以後同グループの作品発表会にいくつかの作品を発表。58年から国際現代音楽協会(ISCM)主催の音楽祭「世界音楽の日々」に入選した回数は8度。90年第3回K・セロツキ国際作曲家コンペティションでメック出版社特別賞を受けている。大学教授の職をもつ作曲家は多いとはいえ音楽・芸術以外となると希有であるが、彼は常に今日の音楽の問題と積極的に取り組み、また海外の新しい動向との交流に努めている。アッセンブルブリッジスとトランジェント64はともに60年代に作曲された電子音楽である。電子音楽は、1950年ケルンの放送局のスタジオで実験が始められ、53年には数店が試作された。NHKは、ケルンに次いで早く実験を開始、その作品数は多く、技術的にも世界的水準に達していた。しかし、その作品も現存しているものが少なく、その意味でも貴重な、記念すべき作品である。レヴォリューションは、最新の管弦楽曲。
フォンテック
発売・販売元 提供資料(2019/08/15)