やさしくナチュラルなフォーキー&オーガニック・ソウルの良作!NYで活躍しグラミーにもノミネートされた女流R&B/シンガー・ソングライター、エミリー・キングが、自身の過去のアルバムからセレクトした曲をアコースティック/アンプラグドでリメイク。
「St.VincentとSolangeが出会ったような傑作」と激賞されたアルバム『SCENERY』(2019)の衝撃からイメージを一転、翌年に配信のみでリリースしたアコースティック・アルバム。ハスキーで表情豊かなヴォーカルと、ギター/ピアノ/ストリングス等が柔らかに重なる心地よいナイス・オーガニック・ソウル作品が、日本盤限定でフィジカル・リリース!
ともにジャズ・シンガーとして活躍するアフリカ系アメリカ人の父とイタリア人の母の間に生まれ、NYのライブ・シーンで頭角を現し若干19歳でソニー傘下のJ Recordsと契約、NASのアルバム『Street's Disciple』にフィーチャー。2007年にデビュー・アルバムを発表して以降、NYのアート・シーンと密接な関わりを持ちながら自身の音楽性を築いてきたエミリー・キング。
10代からCBGBやビター・エンドなどNYの名門ヴェニューでギターの弾き語りを中心に出演しながらも、ヒップホップやソウルなどブラック・ミュージックの影響を強く受けたという彼女の、自身の黒人と白人のハーフというルーツも反映したような、ジャンルを超えてリスナーを魅了する素晴らしいアルバムがこの『Sides』です。
発売・販売元 提供資料(2020/12/22)
NYのシンガー/ソングライターが2020年配信したアルバムの音盤化。ジェレミー・モストと組んでこの10年間に制作したアルバムやEPから曲を選び、アコースティック・リメイクしたアンプラグド盤とも言える作品で、近年強めていたフォーキー・ソウル路線を推し進めた格好だ。"Teach You"では、その道の先輩でもあるサラ・バレリスが芯のある美声で客演。少ない音数の中で繊細なヴォーカルが際立つ、優しさに満ちた一枚だ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.447(2021年2月25日発行号)掲載)