| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年11月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784106108839 |
構成数 : 1枚
まえがき
第1章 空気、この厄介な存在
政府のコロナ対応は遅かったのか/守るべき掟である空気/どうして日本人は空気を守るのか/高コンテクストという土壌/賛否両論の同調圧力/沢山の共同体がある外国/どこの国にも同調圧力はある/掟でなければ空気ではない/社会不安を利用したナチス/曖昧な掟が息苦しさのもと
第2章 誰が空気を決めるのか
名著『「空気」の研究』/民主政だけど民主主義ではない国/空気を決める代表がいるはず/テレビ番組にいる代表たち/代表はどのように作られるのか/演出が事実とは相違した空気を作る/論理的な主張よりも扇動的な主張/空気に対抗できる武器があるかどうか/意思決定の主体が不明
第3章 制御不能の恐ろしさ
トップエリートの悪しき習慣/自動制御装置まで備えた掟/安倍政権をめぐる実体語と空体語/共同で作り上げた安全神話/貧しかった原発立地地域/波及する掟/インパール作戦/せめてビルマで一旗あげてほしい/制御できない曖昧な掟/上司の願望が現実化/外国人は理解できない「忖度」/曖昧さの危険性
第4章 学校の中は地雷だらけ
教室は たとえて言えば 地雷原/スクールカーストとはなにか/一軍が作るカーストリスト/スクールカースト当事者の話/合唱祭はほどほどに、体育祭は死ぬ気で/スマホが広げるサバイバル生活/道徳心は決め手にならない/いじめがあっても「一軍は善」の空気が維持される/リストの崩壊/卒業生の感想/アメリカのスクールカーストとの違い
第5章 新型コロナ禍の空気論
田中角栄は巨悪だったのか/大きなメリットもある現今主義/空気を探り続けた新型コロナ禍/空気を読んでから法という名の掟を作る/曖昧さが生む副作用/大阪府知事をどう見るか
第6章 「ネットの正義」の強い副作用
現今主義を打破するようにも思えたインターネット/選択的接触がもたらす偏り/首尾一貫した虚構の世界/乱立するカリスマ/炎上における違和感の正体/正義の心が生む罵詈雑言/保守であれば対話ができるはず/現実にはない理想を目指すリベラル/政治家が空気を読み過ぎる恐怖
第7章 精神は常に自由である
空気を振り返る/空気はなくせない/個人が前提とすべきこと/『生きる』が教えてくれること/「変わらなくてはならない」って本気?/あのエネルギーはどこへ/行き過ぎた現今主義を防ぐために/抗空意見の尊重を/民主主義への近道はない/SNSで実体語を発する意味/私たちは自由である
戦時中も、コロナ禍も……大事なことは何となく決まる。日本の同調圧力の正体を徹底解剖。
"それ"はいつの間にか場を支配し、事が決まっていく。その圧力に抗うことは困難だ。日本では法よりも総理大臣よりも上位に立つ存在、それが「空気」である。あの戦争の時も、コロナ禍においても、国家、国民を支配したのは「空気」だった。なぜそうなるのか。メディアやネットはどう作用しているか。息苦しさを打ち破る手立てはあるのか。豊富な事例から得体の知れぬものの正体をロジカルかつ鮮明に解き明かす。

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