ヘヴィ・ミュージック/ラウド・シーンにおける孤高の探究者、デフトーンズ。その彼らがヘヴィなニュー・メタル路線から大きく方向転換し、エモーションとアグレッションが同居する新境地を切り開いた2000年発表のオルタナ・メタルの傑作『WHITE PONY』の発売から20年――オリジナル・アルバムをCD1に、そしてCD2にはジャンルを超えたミュージシャン/アーティストとのコラボレーションによるリミックスを集めた『BLACK STALLION』を収録した斬新な"発売20周年記念デラックス・エディション"が登場!

ヘヴィ・ミュージック/ラウド・シーンにおける孤高の探究者、デフトーンズ。今年9月に通算9作目となるスタジオ・アルバム『OHMS』をリリースし、米ビルボード200アルバム・チャートで初登場5位を獲得したのも記憶に新しいところだ。その彼らにとって2020年の今年は、2000年発表のオルタナ・メタルの傑作『WHITE PONY』が発売20周年を迎える記念すべきアニヴァーサリー・イヤーでもある。

その『WHITE PONY』の発売20周年を記念してリリースされるのが2枚組CDからなる本"デラックス・エディション"だ。ノスタルジアに浸ることはなくこれまでの歩みや記憶、作品を結合し、進化を続けきている彼らだけに、今回リリースされる作品はただの"アルバムを振り返る"リイシューではない。オリジナル・アルバムに向き合いながらも、前を見据え、ヘヴィ・ミュージックの新たな可能性を模索する作品なのだ。本作『WHITE PONY(20TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)』は、オリジナル・アルバムをCD1に、そしてCD2にはジャンルを超えたミュージシャン/アーティストとのコラボレーションによるリミックスを集めた『BLACK STALLION』を収録している。

CD2となる『BLACK STALLION』にフィーチャーされるのは、メタルからHIPHOP、インディー・ロックにエレクトロまで多種多様なアーティストたち。アルバムからの先行トラックとしてリリースされたのは、シンセ・ポップ・アーティストPurity Ringによる「Knife Prty」のリミックス。彼らの他にも、The CureのRobert SmithからDJ Shadow、Linkin ParkのMike Shinoda、さらにダーク・ポップ・シーンからPhantogram、前衛的な実験的なエレクトロ・サウンドで知られるSquarepusher、ビートメイカーのClams Casino、さらにレコード・プロデューサーのSalvaにノイズ・アーティストのBlank Massらがアルバムに参加している。実はこの"Black Stallion"のアイディアは、すでに2000年、バンドが『WHITE PONY』の制作を行っていた頃に生まれたという。同じサクラメント出身のDJ Shadowが作り出すサウンド・コラージュ的美学にインスピレーションを受けたDeftonesは、アルバムごと『WHITE PONY』を彼にリミックスして欲しいと考えたが、当時は実現するに至らなかったという。そして20年後となる今年、"Black Stallion"で遂にコラボレーションが実現したのだった。(1/2)

発売・販売元 提供資料 （2020/11/13）

『WHITE PONY』でヘヴィなニュー・メタル路線から大きく方向転換し、エモーションとアグレッションが同居する新境地を切り開いたDeftones。「静」と「動」のコントラストを強調したサウンドは、全世界で賞賛を浴び、"ヘヴィ・ロック界のレディオ・ヘッド"と異名をとるまでになった。TOOLのメイナード・ジェームス・キーナンが参加した「Passenger」も収録されている本作は、全米アルバム・チャート3位を記録。また「Elite」は2001年の第43回グラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞した。そのアルバムから20年となる2020年――最新作『OHMS』のリリース後に登場する『WHITE PONY(20TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)』。ここに収録されている"Black Stallion"ラディナルなリミックス群を耳にすれば、彼らが過去に目を向けながらも、常に未来を見据え、革新的なヘヴィ・ミュージックを開拓し続けているバンドであることが改めて証明されるだろう。(2/2)

発売・販売元 提供資料 （2020/11/13）

Hard rockers Deftones take their heavy post-grunge ways to another level on their third album White Pony. Sensing painful frustrations and personal rediscovery with its allusive microcosm of an album title, the Californian alt-rock five piece were periodically stifled while making White Pony. Their 1997 sophomore effort Around the Fur was hailed to blast out commercially, but such pressure crippled the band musically and personally. The band struggled with leading its direction, trudging through weighed emotion, but White Pony was the tantalizing outcome. Deftones went soft, but in an impressive way, to twist around its signature punk thrash sound. Frontman Chino Moreno is still intense, and his sour vocals throughout the entire record growl and stomp all over mainstream movements. He is bored with it all. Feiticeira calls out against authority with textured guitars and gnarling percussive throws. Elite is sonically industrial and embryonic, as Morenos beer-soaked vocals scream like Ministrys Al Jourgensen and Skinny Puppys Nivek Ogre. Lyrically, Moreno is exquisitely mind-blowing, but his fear is also evident. Check out the fierce ballad-esque Teenager -- the innocent days when life seemed easy can only be dreams now. Morenos duet with Tools Maynard James Keenan on Passenger is as equally tender. The first single, Change (In the House of Flies), is hardening in the way that punk can be sultry and not just pogo-skanking nonsense. It is honest, stripped, and exposed with its flowing guitar riffs and haunting orchestral back drops. There arent any lackluster similarities to Limp Bizkit and Korn. Deftones have forged ahead, unafraid to delve into the influences of The Smiths and The Cure. ~ MacKenzie Wilson

Rovi