デビュー10周年を迎えた青葉市子が過去作を一挙アナログ化。その内の一枚である本作は、メジャーデビュー作にして傑作との呼び声も高い4thアルバム。レコーディングエンジニアはフィッシュマンズやBuffalo Daughterなどのサウンドも手掛けるzAk氏。クラシックギターの柔らかな音色とヴォーカルのみで構成される8篇の楽曲は、そのシンプルな構成要素からは想像もつかないほどの滋味に溢れている。彼女のルーツとも言える、12分超えの山田庵巳の超大作《機械仕掛乃宇宙》のカヴァーも収録。この作品をアナログ盤で聴ける日が来るなんて、感無量……。
intoxicate (C)伊藤博明
vol.149(2020年12月10日発行号)掲載(2020/12/10)
青葉市子、祝デビュー10周年!キャリア初期の名作の数々が待望の初LP化!<後編>
表現の幅を格段に広げた4thアルバムにしてメジャー第1弾作品!LP2枚組でリリース!
2013年10月リリースの通算4作目『0』。クラシックギター弾き語りというそのスタイルは不変ながら、ヴォーカル、ギター、楽曲すべてが表現の自由度を増した進化作。ポップな人気曲「いきのこり●ぼくら」、初のフィールド・レコーディング曲「Mars 2027」、「いりぐちでぐち」、彼女の出発点ともいうべき山田庵巳のカヴァー「機械仕掛乃宇宙」、「はるなつあきふゆ」など楽曲は多彩で、これまでと同じ全8篇ながら過去作の倍近い約60分にわたって紡がれる。この濃密な名作が2枚組で待望の初LP化!
発売・販売元 提供資料(2020/11/09)
2013年10月リリースの通算4作目『0』。クラシックギター弾き語りというそのスタイルは不変ながら、ヴォーカル、ギター、楽曲すべてが表現の自由度を増した進化作。ポップな人気曲「いきのこり●ぼくら」、初のフィールド・レコーディング曲「Mars2027」、「いりぐちでぐち」、彼女の出発点ともいうべき山田庵巳のカヴァー「機械仕掛乃宇宙」、「はるなつあきふゆ」など楽曲は多彩で、これまでと同じ全8篇ながら過去作の倍近い約60分にわたって紡がれる。この濃密な名作が2枚組で待望の初LP化! (C)RS
JMD(2020/11/03)
通算4作目にしてついにメジャーからのリリース。相変わらずの凄まじい独奏を展開するガット・ギターの音色と、いまにも掻き消されてしまいそうな小さな歌声。たったそれだけなのに、彼女の奏でる音楽には知らぬ間に引き寄せられるような妖気が漂う。長尺曲やフィールド・レコーディングなどの新たな要素も見当たるが、基本的なスタイルはこれまでとほぼ同じ。変わりようのないオリジナリティーがここにある。
bounce (C)渡辺裕也
タワーレコード(vol.360(2013年10月25日発行号)掲載)