ヨーロッパを中心に高い人気を誇るブラジル出身のオール・フィメール・スラッシュ・メタル・バンド、ネルヴォサ。4枚目となる本作では、元アバス、元トライアンフ・オブ・デスのベーシスト、ミア・ウォラスを迎え、さらなるパワーアップを見せる。スラッシュ・メタルの未来を担うのは彼女たちだ! (C)RS
JMD(2020/10/29)
ヨーロッパを中心に高い人気を誇るブラジル出身のオール・フィメール・スラッシュ・メタル・バンド、ネルヴォサ。4枚目となる本作では、元アバス、元トライアンフ・オブ・デスのベーシスト、ミア・ウォラスを迎え、さらなるパワーアップを見せる。スラッシュ・メタルの未来を担うのは彼女たちだ!
【日本語解説書封入】
近年ヨーロッパを中心に大きな注目を集めているブラジル出身のオール・フィメール・スラッシュ・メタル・バンド、ネルヴォサ。10年に結成され、12年にデモを発表すると、いきなりオーストリアの大手、ナパーム・レコードと契約。14年には『Victim of Yourself』でアルバム・デビューを果たす。ブラジルのバンドでありながら、ヨーロピアン風味漂う強力すぎるスラッシュ・メタルを聴かせ、あっという間に世界中のマニアのハートを鷲掴みにした。コンスタントにヨーロッパ・ツアーなどもこなしつつ、16年にはセカンド・アルバム『Agony』、18年にはサード・アルバム『Downfall of Mankind』をリリース。ネルヴォサはいつしか新世代スラッシュを担う旗手となっていた。
この度リリースとなる4枚目のアルバムが、『パーペチュアル・ケイオス』だ。もともとメンバー・チェンジの多いネルヴォサだが、2020年ギターのプリカ以外が全員脱退。新たに3人のメンバーが加わることとなったのだが、中でも注目すべきはベースのミア・ウォラス。彼女はアバスのほか、トム・G・ウォリアーのパートナーとして、トライアンフ・オブ・デスでもベースをプレイするなど、エクストリーム・メタル界で八面六臂の活躍を見せる女性だ。そんな強力な新メンバーを迎え制作された本作は、楽曲、演奏、パワー、プロダクション、あらゆる点において、前作から大きな飛躍が見られる作品に仕上がっている。前作までベース/ヴォーカルを担当していたフェルナンダが脱退したことを受け、本作から専任のシンガー、ディーヴァ・サタニカが加入。スペイン出身の彼女はブラッドハンターというメロディック・デス・メタル・バンドでもヴォーカルを務めているというだけあり、その歌声は実にパワフル。ヨーロッパらしい吐き捨てスタイルは、見事にネルヴォサのスタイルにマッチしている。スラッシュ・メタルの未来を担うのは、ネルヴォサだ。そんなことを確信させてくれる、実に力強いアルバムである。
発売・販売元 提供資料(2020/10/27)