UKポップ・クィーン=パロマ・フェイス 自身初の全英アルバムチャート1位を獲得した前作に続く3年振りの5thアルバム『Infinite Things』
UKでは"アデルと並ぶ"とも称される人気アーティスト=パロマ・フェイス。2009年のデビュー以来、音楽/ファッション/ステージで自在に自分を表現するその独特なセンスが共感を呼び、2017年に発売された4作目のアルバム『The Architect』は、自身初となる全英アルバムチャート1位を獲得するヒット・アルバムとなった。また、Sigalaとのコラボ曲「Lullaby」やジョナス・ブルーと共演した「Mistakes」も大ヒットを記録し、幅広い層のその名を知られる存在となった。3年振り、通算5作目となる今作『Infinite Things』を発売するにあたり、パロマ・フェイスは、新型コロナウイルスが世の中を席巻する以前に全ての曲を書き上げていたが、コロナ禍のロックダウンの中、それらの曲を全て封印。じっくりと自分自身及び世界と向き合わざるを得ない状況の中、彼女自身のクリエイティビティはより高まり、曲作りを一からスタートし、完成させた。アルバムの制作は、プロデューサーのPatrick WimberlyとDetonate、ソングライターのEd Harcourt、Starsmith、Tre Jean Marie、プロデューサー兼ソングライターのMNEK、Josef Salvatなど、長年の共同制作者及び新しいコラボレーターとの作業により行われた。アルバムに先行して発表されたバラード曲「Better Than This」のMVは、人種や階級の分断、気候変動等、今社会で起きている数々の問題の映像をバックに、アップのパロマ・フェイスが唄い上げる印象的な映像となっており、アルバム全体のコンセプトを示唆している。
発売・販売元 提供資料(2020/10/23)
2017年の『The Architect』 で全英アルバム・チャート1位を獲得したイギリスのパロマ・フェイスは、この最新アルバムで愛を紡ぐことの複雑さに向き合っている。その影響か、歌詞は内省的な雰囲気が色濃く、物事の本質を探索するかのような哲学的な言い回しも目立つ。サウンドは大仰なシンセやストリングスが目立つエレポップという趣で、パロマの多彩な歌声がパワフルに響き渡る。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.445(2020年12月25日発行号)掲載)