フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年11月03日 |
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規格品番 |
3SCD-0058 |
レーベル |
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SKU |
4560224350580 |
CD序文は、文筆家で詩人の小沼純一による鮮やかな言葉が幻想的な幕開けを暗示する。曲解説は會田瑞樹によるもので、堅苦しいものではなく、楽曲や作曲家について、そして自信の経験・記憶も踏まえたエッセイ風の語り口となっている。各楽曲の歌詞も掲載され、CDを聴きながら思いを巡らし、口ずさむこともできます。
ジャケット装丁画はかわいらしいキャラクター"ヨビボエン"のデザイナー、きむらめぐみの書き下ろしのリバーシブルジャケットです。アートワークは竹田知弘、四季のイメージにあわせて撮影掲載された写真には国際的な評価を受ける作曲家であり写真家としても活躍する薮田翔一。
まさに五感で感じて欲しいCDが完成しました。
ヴィブラフォンの豊かな響きで、日本の旋律を奏でたい!
国際的に活躍する音楽家・會田瑞樹(あいたみずき)。新CDを作るに至るきっかけは、日本を代表する作曲家・細川俊夫が會田のために編曲した「sakura」でした。様々なコンサートが中止になり、世界全体が落ち込んでいた4月、満開の桜も虚しく散りゆくなか、細川から會田へ1曲の楽譜が届いたことからです。ヴィブラフォンの豊かな倍音をまとった日本古謡「さくら」の夢幻的な美しさは、CDの1曲目を飾っています。
この曲をきっかけに、普段は前衛的なサウンドを推進する會田が、原点に立ち返り、日本のメロディーに挑戦しました。これまで會田とコラボレーションを行ってきた日本の作曲家たちに、日本のメロディーとヴィブラフォンの魅力を新たなアレンジによって引き出す作品をとお願いしました。
會田瑞樹の提案に日本の作曲家とクリエイターが結集!四季をテーマに日本のメロディーをアレンジ
日本のメロディーをヴィブラフォンで奏でる。作曲家たちのセレクションは、滝廉太郎、山田耕筰、わらべうた、民謡、子守唄など、誰もが知る「日本のこころ」と形容できそうな名曲たちです。四季をテーマに春夏秋冬の4つのパートにわけて収録された2枚のCDには、原曲に忠実なものから、驚きの芸術的なアレンジまで、ヴィブラフォンのサウンドをたっぷり味わうことができます。アレンジャーは、水野修孝、森ミドリ、国枝春恵、山本純ノ介、木下正道、今堀拓也、佐原詩音、薮田翔一など幅広いメンバーを揃えています。特にDISC2のラストには、権代敦彦による「ふるさと」のアレンジは必聴です。原曲のエッセンスを濃厚に煮詰めた恐ろしいほどに深遠なサウンドが交響する10分を超える大作です。あまりの重厚さにスタッフ、関係者も度肝を抜かれたほどです。編曲と侮るなかれ!
収録には入念な準備を経てAcoustic Reviveのケーブルを使い、高音質の2枚組CDとして完成しました!(1/2)
會田瑞樹(パーカッション)Mizuki Aita, percussion
1988年宮城県仙台市出身。宮城県仙台第二高等学校を経て武蔵野音楽大学、および同大学院修士課程修了。佐々木祥、星律子、吉原すみれ、神谷百子、有賀誠門、藤本隆文の各氏に師事。日本現代音楽協会主催第9回現代音楽演奏コンクール「競楽IX」において第2位入賞。2016年NHK-BSプレミアム『クラシック倶楽部』出演。これまでに3枚のアルバム『with…』(朝日新聞推薦盤)『ヴィブラフォンのあるところ』(レコード芸術特選盤)『五線紙上の恋人』(レコード芸術準特選盤)を発表し、いずれも高い評価を得た。
打楽器のための新しいレパートリーの発展を活動の中心に据え、これまでに200作品以上の新作を初演。東京交響楽団、中国国家交響楽団、リトアニア・聖クリストファー室内合奏団との新作協奏曲初演をはじめ、国際交流基金アジアセンター主催事業「Notes」では自作曲初演を含むインドネシア公演を開催するなど海外での活動も積極的に行っている。2019年は自らの声を使った表現にも積極的に取り組んだほか、第10回JFC作曲賞へのノミネートを果たすなど、作曲活動へも力を注ぎ、垣根を超えた活動を展開している。(2/2)
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:41:03
[Disc 1]
春
1.Sakura/細川俊夫(日本古謡)
2.お菓子と娘/森ミドリ(西條八十作詞・橋本国彦作曲)
3.花/水野修孝(武島羽衣作詞・滝廉太郎作曲)
4.荒城の月/山本菜摘(土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲)
5.この道/佐原詩音(北原白秋作詞・山田耕筰作曲)
夏
6.ほたるこい/今堀拓也(わらべ歌)
7.われは海の子/佐原詩音(文部省唱歌)
8.てぃんさぐぬ花/吉原一憲(沖縄県民謡)
9.どどさい節/白藤淳一(岩手県雫石町民謡)
10.はないちもんめ-ひらいたひらいた-あんたがたどこさ/国枝春恵(わらべ歌)
11.長谷観世音火伏の虎舞/大畑眞(宮城県登米市民俗芸能)
ボーナストラック
12.浜辺の歌1943 /會田瑞樹(林古渓作詞・成田為三作曲)
[Disc 2]
秋
1.残芯の汽車ぽっぽ/山本純ノ介改編(本居長世作詞作曲)
2.無名の歌/木下正道(文部省唱歌)
3.琵琶湖就航の歌/會田瑞樹(小口太郎作詞・吉田千秋作曲)
4.赤とんぼ/薮田翔一(三木露風作詞・山田耕筰作曲)
5.紅葉/會田瑞樹(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)
6.揺籠の歌~夕焼け小焼け/福嶋頼秀(北原白秋作詞・草川信作曲)
冬
7.五木の子守唄/徳永洋明(熊本県球磨郡五木村民謡)
8.ペチカ/清道洋一(北原白秋作詞・山田耕筰作曲)
9.星めぐりの記憶/羽根玲夢(宮沢賢治作詞作曲)
10.ふるさと/権代敦彦(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)
【演奏】
會田瑞樹(パーカッション)
【録音】
2020年8月5,6,7日 かなっくホール/2020年9月22日 Tokyo,Kameido
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1.[CD]
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あらゆる打楽器を手の内に入れ、積極的に新作を委嘱し、質感と色彩の多様さで聴かせる魔術師であり、自ら創作や声楽まで行う自称「流しの叩き屋」會田瑞樹。今回はヴィブラフォンで日本の歌を奏でる。単に主旋律をなぞったようなアレンジ物とは次元が違う内容で細川俊夫編曲の《さくら》、薮田翔一(ジャケット写真も担当)編曲の《赤とんぼ》、権代敦彦編曲の「ふるさと》などもはや創作と言える繊細で余韻の深いリリシズムをたたえたナンバーが並ぶ。會田瑞樹自身も《浜辺の歌》《紅葉》の編曲を手掛け、読み応えのある楽曲解説を寄せている。芯から心洗われる1枚。
intoxicate (C)中川直タワーレコード (vol.149(2020年12月10日発行号)掲載)
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