UKエレクトロニック・ミュージックの巨匠マーク・プリチャードがダンストラック6曲を収録した最新EPを12インチでリリース!!
トム・ヨークとのコラボレーションから、リイシュー盤のリリースで再び話題となった伝説的プロジェクト、グローバル・コミュニケーションに至るまで数々のプロジェクトを通して、ありとあらゆるスタイルのエレクトロニック・ミュージックを生み出してきた巨匠マーク・プリチャードが6曲のダンス・トラックを収録したEP『MP Productions - EP 1』を〈WARP〉より12インチでリリース。
このEPに収録されているトラックのほとんどは2019年のWXAXRXPのNTSミックスで初めてプレイされたものとなっており、グライム、ダンスホール、エレクトロ、テクノなど様々なジャンルを取り入れるスタイルで制作されている。
「Be Like Water」はスリリングなインストのグライムとなっており、00年代初期のエネルギーに満ち溢れたグライムシーンを想起させる、ダンスフロア向けのトラック。
続く「Rakatak」は、民族音楽学者デイビット・ファンショーのアーカイブからのサンプルを使用して制作されており、楽曲全体としては、1972年に録音された90年代のアルバム「African Sanctus」からインスピレーションを得ている。
3曲目となる「J is For _ _ _ _」はシカゴハウスにインスパイアされたトラックであり、電話のキーパッド・サウンドとパーカッションが重なり合い、生々しい熱量に溢れた楽曲。
そしてそのタイトルが目を引く「LFO Special」は、スクエアプッシャー、ナイトメアズ・オン・ワックス、フォージマスターズらが出演し、シェフィールドで開催されたWarp20のパーティーが行われた夜にホテルで制作された。
その夜を象徴するようなトラックを作りたいと考えた彼は、どれだけレーベルとその音楽を愛しているかを表現した「LFO Special」を制作したという。
オリジナルの象徴的な "LFO"のリフレインの上にダンスホールの要素を取り入れたキラートラックとなっている。
続く「One Way Mirror」では、ショシャナ・ズボフの著書「The Age of Surveillance Capitalism」(監視資本主義の時代)からインスピレーションを得て制作が行われた。
EPのラストを締めくくる「In My Heart」は、クラブが閉店していたり、夜10時以降の外出禁止令が出されているこの時代に、リスナーがテクノの陶酔感を感じられるように、という意図で制作されている。
またアートワークは、ここ日本においてもCALM & PUNK GALLERYで個展を行い注目を集めたジョナサン・ザワダによるもので、エレクトロニック・ミュージックと機械学習との間のディストピア的な交差点を描いたもので、AIソフトウェアを使用してビニールに包まれたスーツを着た男のイメージを制作したという。
発売・販売元 提供資料(2020/10/15)