「R」
男ばかりが乗った宇宙船の漂着により人の住むようになった惑星テラツー。クローン技術とアンドロイドの開発で女性の不在を埋め、都市を形成するまでに繁栄していた。
漂着から200年・・・都市国家の1つ、ロマーナでこの物語は始まる。

「J」
男だけの国ジャポネスで、一体の感情を持ったアンドロイド「ライム」が目覚める。生まれたばかりのライムには、この世界は分からない事だらけ。そんなとき、一人の少年、間宮小樽と出会い初めて優しい人の心に触れる。ライムと同じく、アンドロイドに感情を与える「乙女回路」を備えたマリオネット、チェリーとブラッドベリーも登場し、小樽少年との交流の中でライム達は次第に人の心の素晴しさに目覚める。しかし、ライム達3体のマリオネットの能力を狙い、軍国国家ガルトランドがジャポネスに戦いを仕掛けてきた。果たして、心を持ったマリオネットたちはジャポネスを守り、「小樽のお嫁さん」になることができるのか!?

「またまたJ」
「セイバーマリオネットJ」TVシリーズ感動の大団円のしばらく後……ニューテキサス沿岸部のプラズマ活動が原因で、海中に廃棄された謎のカプセルが起動した。その正体は一体!?一方、かさはり長屋ではあいかわらずライム達おさわがせセイバーズのドタバタな日常が続いていた。そこにファウストと共にセイバードールズがやってきてさあ大変。さらにわけもわからぬニューキャラクター7人目のセイバーまりんまで登場して大騒ぎ。ところが、まりんには隠された哀しい秘密があった。それは……。

「J to X」
テラツー滅亡の危機から月日が経ち、ジャポネスのかさはり小屋では小樽とライム、チェリー、ブラッドベリーが、仲良く平和に暮らしていた。ところが、平和なジャポネスに新たな恐怖が訪れようとしていた・・・。セイバードールズを従えてガルトラント元総統ファウストが再び世界征服を企てていたのだ。女性復活という物語の核心に迫り、感動のラストを迎えるシリーズ完結編。