ジェイムス・ブレイクと双璧をなすトップ・プロデューサーによる新作が登場!
リディア・ランチやFKAツイッグスとのコラボでも大きな話題を振りまいたニコラス・ジャー。ジェイムス・ブレイクと双璧をなす10年代エレクトロニック・シーンのトップ・プロデューサーによる新作が待望のフィジカル化!
アゲインスト・オール・ロジックとしてリディア・ランチやFKAツイッグスと驚きのコラボを披露、年初から大きな話題を振りまいていたニコラス・ジャーによる本人名義での新作『Cenizas』が登場。「Cenizas(セニサス)」とは「灰」を意味する。タイトルそのままのモノトーンな音世界。しかしながらほのかにエモーショナルで、音楽的にもとても豊かで、アゲインスト・オール・ロジックのダンス・モードとは真逆ながらも、スロウモーな得も言われぬ推進力あり。圧巻のサウンドスケープに、ただただ感服。3月にデジタル発売され、『Resident Advisor』、『Pitchfork』や『Loud & Quiet』ほか、各地の主要メディアで高評価を獲得していた話題作。待望のフィジカル・リリース出来!マスタリングはDub Plate & Masteringのラシャド・ベッカー。2016年の『Sirens』に続く通算第3作。自身の主宰レーベルであるOther Peopleからのリリース。
発売・販売元 提供資料(2020/10/07)
10年代のエレクトロニック・ミュージック界隈においてジェイムズ・ブレイクと双璧をなすトップ・プロデューサー、ニコラス・ジャーの通算4作目。移住先のLAで現地シーンと邂逅してよりポップなフィールドへとアプローチしていったJBとは対照的に、ここで聴けるのはサイド・プロジェクトのダークサイドや別名義アゲインスト・オール・ロジックなど、さまざまなアプローチを用いながらも内なる音楽へとディープに変遷してきた、主役の集大成ともいうべきサウンドだ。ゆったりと時間をかけて展開を重ね、確かな推進力で圧巻の別世界へといざない、その果てで出会うのは漆黒の闇にしっかとそびえ立つ音響彫刻。ラシャド・ベッカーによるマスタリングも鉄壁で、もはや言うことありません。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.443(2020年10月25日発行号)掲載)