ワゴン・クライスト、9年ぶりのニューアルバムがシカゴの〈PEOPLE OF RHYTHM〉からリリース!!!!
90年代初頭から現在まで、エレクトロニック・ミュージックのシーンに数々の風を吹き付けてきたUKの異才。APHEX TWINことRICHARD D.JAMESと同じくコーンウォール出身で、〈WARP〉や〈R&S〉と共に90年代のクラブミュージックに多大な影響を残した重要レーベル〈RISING HIGH〉にWAGON CHRIST名義で作品を残す。同時期のPLUG名義ではDRUM&BASSを独自発展させたドリルンベースを生む。KERRIER DISTRICT名義でのモダン・ディスコや本人名義でのエクレティックなビート・メイキングまで、リチャードに負けず劣らず、名義からスタイルまで数多あやつり、そのどれにもオリジナリティを感じさせる偉大なる異形のアーティスト。
2020年はLUKE名義で〈HYPERCOLOUR〉から、RAVE、BREAK BEATS、DRUM&BASSのリヴァイヴァルを解釈した3連作をリリースしながら、ありあまる制作欲を爆発させて9年ぶりのWAGON CHRIST ニューアルバムの完成へと至った。
オールドスクールなサンプリングからタメの効いたブレイクビーツ、エレクトロニックなシンセサウンド。
KRAFTWORKやLIAISONS DANGEREUSESのおなじみのネタ使いまで、UK HIPHOP/BREAK BEATSの新たなる復興を宣言する一枚が完成!
発売・販売元 提供資料(2020/10/13)
コーンウォール一派のなかでも異彩を放つルーク・ヴァイバートが、ワゴン・クライスト名義では9年ぶりとなるアルバムを発表。過去3作品を残してきたニンジャ・チューンから離れて、シカゴの無名レーベルからのリリースということも関係しているのか、ビートメイキングやサンプル使いの自由度が高い印象で、どこかリラックスしたムード。コミカルなネタ使いの映えるアシッド・チューン"Alright"が心地良し。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.444(2020年11月25日発行号)掲載)