JOJIが導き出すメロウでメランコリックなカタルシス。アジアから世界を席巻する88risingの注目株 JOJI。全米アルバム・チャートの3位を獲得した大ヒット・デビュー・アルバム『BALLADS 1』に続く待望のセカンド・アルバム『NECTAR』をドロップ!ヒット・シングル「Run」、Diploとのコラボ・ナンバー「Daylight」をフィーチャーした2020年最重要アルバムの1枚が、遂にCDでも発売!!
大阪出身、ニューヨーク在住の日系R&Bシンガー、JOJI(ジョージ)。HIPHOPを中心に、音楽、ファッション、サブカルチャーなどアジアン・カルチャーを世界へと発信している話題のメディア・プラットフォーム、88risingに所属する彼は2018年、デビュー・アルバム『バラーズ1』をリリース。同アルバムは全米チャートの3位まで上っただけでなく、アジア出身アーティストとして初めてR&B/ヒップ・ホップ・アルバム・チャートの1位を獲得、アルバムからのシングル「SLOW DANCING IN THE DARK」は全米レコード協会認定のダブル・プラチナにも輝いた。翌2019年の北米ツアーはわずか数分でソールド・アウトとなり、イギリスのReading & Leeds Festivalやロラパルーサなど、世界中で最も待ち望まれる大型フェスティバルにも続々と出演。デジタル世代のカルチャー・アイコンとしてその立ち位置を確固たるものにした。
そのJOJIのセカンド・アルバムとなる『NECTAR』。配信で9月25日に発売となった本作が、CDでもいよいよ発売となる。アルバムからの先行ふシングルとなるのは、今年2月に発表されたギターベースのパワー・ロック・バラード「Run」。リリース3週間で1億2000万回以上の楽曲再生回数を突破したこの曲のプロデュースを手掛けたのは、JOJIとジャスティン・パーカー(リアーナ、ラナ・デル・レイ、エリー・ゴールディング)。またこの曲のリリースに合わせ、JOJIは全米人気TV番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』で全米TVデビューを果たしている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2020/10/02)
またアルバム『NECTAR』の発売発表に合わせてリリースしたシングル「Gimme Love」は、印象的なハーモニーが強調された熱狂的なポップソング調の前半パートとBekon & The Donutsと共同で制作されたオーケストラ調の後半パートのコントラストが特徴的なエレジー風の1曲。またJOJI本人とアンドリュー・ドノホ(カリード、ジャネール・モネイ、ザ・ストロークスなど)が監督を務めたSF映画風のミュージック・ビデオからは、彼のどこかシュールな映像センスも垣間見ることができる。
この他アルバムには、メロウなバラードの「Sanctuary」やDiploとのコラボ・トラック「Daylight」、Lil Yachtyをフィーチャーした「Pretty Boy」を収録。他にもOmar Apolloやrei brown、Yves Tumorなどがフィーチャリング・アーティストとして参加、JOJIワールドに新たな色彩を加えている。すでに配信でリリースされている『NECTAR』だが、NPR MUSICが「ときめく音楽」、Newsweekが「変幻自在なベスト・セラー」、Teen Vogueが「欲望のダイナミックなカプセル化」、そしてE!が「本物の歓び」と評すなど、"JOJIこれまでの最高傑作"として早くも高い評価を集めている。
音楽制作やプロデュースだけでなく、アートワーク、ビデオ、グッズ、ライブ公演など、自分の作品に対し総合的なビジョンを持っているJOJI。そこには彼が組み立てた一つの完全なる世界があり、曲の中に流れる深く陰鬱な感情には、疎外感を感じたことのある人なら誰でも共感できるだろう。聴くものを圧倒的なカタルシスへの導くメロウなサウンドスケープに、時にコミカルな光が差し込むシュールな映像世界――アジアから世界を席巻する88risingの注目株 JOJIにとって2020年は躍進の年となるに違いない。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2020/10/02)
Breaking into the mainstream with 2018s Ballads 1, Japanese singer/songwriter Joji levels up with his sophomore set, Nectar, a collection of alternative pop and R&B gems that marks a huge artistic step forward for the musician. As an underground favorite for years, Joji finally sounds like hes ready for the big leagues with Nectar, leaving behind the insular and woozy experiments of his early days and setting his sights on improved production and stronger songwriting. Piano twinkles add depth and sophistication to tracks such as the lush MODUS and the yearning Mr. Hollywood, while pop-savvy production choices elevate highlights like 777 -- which sounds like Post Malone joining the Postal Service -- and the sweeping synths of Your Man. Meanwhile, Joji toys with genre on the skittering electro of Gimme Love, the trap-kissed Pretty Boy with Lil Yachty, and the haunting sweep of Run, which recalls the Weeknds dramatic gravitas. Additional guests include Omar Apollo (High Hopes), Rei Brown (Normal People), BENEE (Afterthought), Yves Tumor (Reanimator), and Diplo (Daylight). The latter collaboration is the absolute standout on Nectar, swelling to a gorgeous, heartbreaking chorus as Joji reveals, Im in Hell/And Ive cried up and down in these hallways. Soulful, hypnotizing, and packed with emotion, its not just the best song on the album, but it might be the best song in Jojis catalog to date. By expanding his sonic scope, the one-time viral Internet comedian unlocks a fresh set of possibilities for where he can take his sound. Bold, brave, and bigger-budget, Nectar is a major turning point for Joji, a declaration and creative jump that eclipses what hes done in the past and shines a light on where hes headed in the future. ~ Neil Z. Yeung
Rovi
待望の2作目が到着。前作でのブレイクから2年の間に歌唱面をブラッシュアップしたのか、"Ew"での切々としたファルセットからディプロ作"Daylight"での落ち着いた低音まで、安定感を増した印象。聴き心地の暗さや湿り気も後退している。ただし彼らしい陰や孤独を背負いつつもロマンティックな曲たちは、今回も刺さる人には深々と刺さるはず。荒涼とした中に光が当たるような"Mr. Hollywood"以降の終盤の展開が素晴らしい。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.444(2020年11月25日発行号)掲載)