オーラヴル・アルナルズに続き名門マーキュリーKXと契約した注目のピアニスト。ミニマルで叙情的で映像を想起させるサウンドはポストクラシカル界の巨匠となりえる存在。
様々な映画やTVシリーズのサウンドトラックを手掛けデビューアルバム『The Houseboat and the Moon』が最も美しいポストクラシカルのアルバムの一つとして讃えられるフェデリコ・アルバネーゼ。幼少期からピアノを習い、学生時代にはブラックミュージック/フォーク/エレクトロニック/現代のクラシックに影響を受けたプロジェクトで注目され、その後ピアノに目覚めソロ作品をリリース。今作はベルリンの名門レーベルBERLIN CLASSICSの新シリーズ『Neue Meister』としてリリースされた作品。日本ではクラシック・ピアノのアーティストとして紹介されていた為にニルス・フラームやオーラヴル・アルナルズなどのポストクラシカルのリスナーには知られていない存在でしたが、2020年にそのオーラヴルが所属するマーキュリーKXとメジャー契約したことで一気に注目株へ。叙情的なメロディーとミニマルなサンドは今後注目の存在となるでしょう。
発売・販売元 提供資料(2020/09/28)
いま注目を浴びるピアニスト、Federico Albaneseは幼少期からピアノを始め、映画やBBCのテレビシリーズの音楽制作に携わっていた経歴を持ち英名門レーベルのMercury KXと契約しポスト・クラシカル界で高い評価を得ている。彼の作品やアートワークには"水"に関するものが多い。海岸に耐えず打ち付ける波を想起させる力強いものや、泡沫のように瞬で消えてしまうような儚さもこのアルバムを通して感じることができる。それは海中で流れに身を任せ浮遊し、最後には海底まで沈みこむような感覚を憶えるだろう。ピアノとヴァイオリンの音色の重なりから余韻までもが美しく私たちの心に沁みこむ詩情的な一枚となっている。
intoxicate (C)石田真生
タワーレコード(vol.150(2021年2月20日発行号)掲載)