ジャズ、ロカビリー、グランジ、ハウス…
サウス・ロンドンの音学溶解炉が鮮やかに爆発。
ゴート・ガール待望の最新作、ここに完成。
シェイムやアイドルス、ソーリー、ブラック・カントリー・ニュー・ロードなど次々と刺激的なバンドを輩出してきたサウス・ロンドンのヴェニューWindmillから登場した4人組バンド、ゴート・ガールが待望の2ndアルバム『On All Fours』をリリース!!
前作に引き続き、フランツ・フェルディナンドでお馴染み、最近ではブラック・ミディ、スクイッド、フォンテインズD.C.など新世代の気鋭バンドたちを次々と手掛けシーンの羅針盤として再びその手腕に脂が乗るダン・キャリーをプロデューサーに迎え、2020年初頭に制作された本作。
ポスト・パンクの司祭マーク・E・スミスも称賛したサイケでブルージー、DIYな彼女たちの魅力はそのままにハウスやテクノのユーフォリックなシンセ・サウンドの響きが加わった先行シングル「Sad Cowboy」、4/4ビートにグランジーで破壊力抜群のギター・リフとSFな鍵盤、間を活かした没入感のあるアレンジが効いた「The Crack」をはじめ、これまでの妖艶な香りやリリシズムに加え、今作ではダイナミックでコントラストの効いた新たなる音楽言語を獲得した全13曲を収録。
ジャズからパンクまで様々な音楽が渦巻く現在のUKインディー・シーンの中でもさらに磨かれた個性で頭ひとつ抜け出た快心作がここに誕生。アナログ盤は通常盤に加え、数量限定のピンク・クリア・ヴァイナルが同時リリースされる。
発売・販売元 提供資料(2020/09/30)
デビュー作が絶賛を浴びた南ロンドン発の4人組が、引き続きダン・キャリーのプロデュースで待望の新作を完成! サイケやガレージ、ローファイといったワードで形容される彼女たち生来のDIY的な芯はそのままに、幻惑的な意匠と気怠い歌唱はメリハリを加味したアレンジによってより親しみやすいフォルムに磨き上げられている。"Sad Cowboy"や"Closing In"のシンセ・ポップなノリも新鮮で、2枚目のジンクスも無縁な好盤だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.446(2021年1月25日発行号)掲載)