秋の夜長におススメのジャズ・ギター作!
『エリック・アレキサンダー』や『ジミー・コブ』等、数々の名演奏家と共演経験があるニューヨークの売れっ子ギタリスト『ピーター・バーンスタイン』2020年リリースのリーダー作。新型コロナの影響に因るNYのパンデミック下で、不確実な未来を想い不安な心情を自問自答した作品ながら、終始柔らかくポジティブなギター・メロディーを聴かせてくれ、安らぎと希望を与えてくれる一枚です。
(C)広島店:田中 達也
タワーレコード(2020/10/30)
ニューヨークの売れっ子ギタリスト、ピーター・バーンスタイン。
NYの街がパンデミックの中、不確実な未来を想い、不安な心情を自問自答した注目アルバム。
タイトルも「What Comes Next」!!
ニューヨークの売れっ子ギタリスト、ピーター・バーンスタインの最新作。NYの街がパンデミックの中、演奏活動ができず、不確実な未来を想い、不安な心情を自問自答したアルバム。タイトルの「What Comes Next」が印象的である。
そんなNYのパンデミック状況の中、6月にニューヨークで録音された。街が閉鎖され、録音までの3ヵ月間、たっぷりと作曲活動に専念できたと、バーンスタインは語る。ピアノはグラミー受賞ヴォーカリスト、セシル・マクロリン・サルヴァントのアルバムやロイ・ハーグローブのピアニストとして参加、大注目のサリヴァン・フォートナー。ベースは百戦錬磨のピーター・ワシントン、絶好調ドラマーのジョー・ファーンズワースという最強の布陣である。
8月中旬にはこのメンバーで行ったジャズクラブ「Smoke」でのLiveストリーム映像が全世界に配信され大好評を得た。またこのアルバムは生前何度もピーターと共演し、昨年、今年と相次いでこの世を去ったジャズ・レジェンド、ジミー・コブ(ds)とハロルド・メイバーン(p)に捧げたアルバムでもある。
1967年ニューヨーク州生まれのピーター・バーンスタイン。8歳でピアノを始め、13歳でギターに持ちかえる。グリニッジ・ヴィレッジにあるニュースクール大学ではケニー・バロン等から音楽を学んだ。その後ジム・ホールから1990年に開催されたJVC Jazz Festivalの仕事に誘われ本格的にプロの道を歩みはじめた。毎週ジャズクラブ「Smoke」でライブが行われるマイク・ルドーンの「Groover Quartet」のレギュラーメンバーでもあり、年に一度のNYヴィレッジヴァンガードで行われる1週間の公演は連日ソールドアウトの人気である。
収録曲は全9曲。バーンスタインのオリジナルが6曲とスタンダード曲の"We'll Be Together Again"、ガレスピー、ソニー・ロリンズのジャズマンオリジナルが3曲の構成。空っぽの街の通りを眺めて作ったバラード曲「Empty Streets」他、バーンスタインのオリジナル曲はどれも完成度が高い。
録音は2020年6月25日ニューヨーク、Sear Sound Studioにて。空っぽの街に立つピーター・バーンスタインの姿が印象的なジャケットである。日本盤はSteve Futterman氏による英文解説の完全翻訳付。
発売・販売元 提供資料(2020/09/15)