サン・イグナシオは、チャンチャ・ビア・シルクイートやバリオ・リンド、ウジらと共にアルゼンチンの現在進行形クラブ・シーンを作り上げてきたキー・パーソンのひとり。その2017年の『Lugares Para Nadar』以来となる待望のセカンド・アルバムが完成&初の日本盤リリース。
クンビアやコプラなどの伝統的なリズムや歌謡をモダンなエレクトロニック音楽とミックス、しかしながら徹頭徹尾ダウナーかつ寸止めで弛緩しまくり、サイケでチルでリズムはチャカポコ、バリオ・リンドらのエレクトリック・フォルクローレとはまったく異なる唯一無二のダウンテンポ・スタイルを打ち出し独自の地平を開拓。
ロバの背で揺られながらアンデスの荒野を練り歩くうちに居眠りして夢の中でイビサの魔境へと迷い込んでしまったかのような……未知のサウンド・スケープが快楽中枢をダイレクトに直撃!
トーマッシュとのコラボでも知られるVoodoohopのProjeto Mujique(M3)、Wonderwheelレーベルからのエル・ブオ新作にも参加していたRumbo Tumba(M5)、Fertil Discosのパートナーで、ZZKにもアルバムを残しているデジタルクンビア期からの重鎮エル・レモロン(M7)、カルリーニョス・ブラウン&マリーザ・モンチとのトリバリスタスでもおなじみのブラジルのベテラン、アルナルド・アントゥネス(M9)ほか、南米屈指の新旧気鋭アーティストが大挙ゲスト参加!
発売元のFertil Discosはサン・イグナシオとエル・レモロンが共同で運営しているレーベル。チャンチャ・ビア・シルクイートやルラクルーサ、ジン・イェエレイらをリリース。アルバムが待たれるバルダを最初にフックアップしたのも彼ら。レダ・バジャダーレスのトリビュート企画『El Camino de Leda』(2019年)の成功によりヨーロッパや北米でも注目レーベルの仲間入りを果たした。
発売・販売元 提供資料(2020/10/09)
アルゼンチンの新進レーベルFertil Discosを主宰し南米の現行エレクトロニック・シーンを牽引する異才、サン・イグナシオのセカンド・アルバム! (C)RS
JMD(2020/09/17)
南米アルゼンチンで大注目の新進レーベル、フェルティル・ディスコスの中核のひとり、サン・イグナシオのセカンド・アルバムがついにリリース。ZZKのニコラ・クルーズやウジらの楽曲はフォルクローレのダンス・ミュージック的解釈といった印象だが、彼のサウンドはより深みのあるフォルクローレ的解釈といった印象だ。また南米シーンの新旧アーティストも多数参加。グローバル・ミュージックの新たな1ページに乾杯!
bounce (C)長谷川義和
タワーレコード(vol.444(2020年11月25日発行号)掲載)