テレンス・ブランチャード『Magnetic』参加に始まりケンドリック・スコット、カマシ・ワシントン、リオン・ブリッジス、ステフォン・ハリス、リズ・ライト、アンソニー・ウィルソン、アクセル・トスカ率いる(U)NITYとの共演等、今やシーンに欠かせない才能豊かな若手ベーシスト、ジョシュア・クランブリーの初リーダー作が登場。現代ジャズを基調としながらも、エレクトロ・アンビエントとLA~シカゴのニューエイジ的音色、さらには母方のルーツであるインド的旋律すら取り入れたサウンド作りは秀逸。多ジャンルの要素を混在させながら抜群の空間構成力と高い作曲・アレンジメント力、多彩なリズムと音色で仕上げた本年度屈指の傑作。
参加メンバーは、テレンス・ブランチャード・バンド以来の盟友ファビアン・アルマザン(p)、ハイスクール時代から交流があり共にリオン・ブリッジスのバンド・メンバーで同バンドのミュージカル・ディレクターも務めるジョシュ・ジョンソン(sax)、その繋がりから参加したジェフ・パーカー(g)、Robynやカインドネスとも活動し、ローレン・デスバーグ来日公演でも好評だったマティス・ピカード(p,synth)、カマシ・ワシントンにも起用されているジョナサン・ピンソン(ds)と充実。さらにテラス・マーティンやブラクストン・クック他とも共演、ジョナサン・バーバー・トリオでジョシュアと共に来日もしたテーバー・ゲイブル(p)、父であるサックス奏者ロニー・ クランブリーも参加。CDライナーは 柳楽光隆氏。
アフリカ音楽のンビーラの音色をインド的旋律で効果的に使った冒頭曲に始まり、トリップ・ホップ的なM2, ゆったりとポリフォニックに旋回するシネマティックな作風M3、空間美に溢れるM4、心地よいダビーなM5、ヴィクター・ベイリーに捧げたM6、ソウルフルなM7、タブラが効果的なM9他全曲アイデアに溢れた内容。
発売・販売元 提供資料(2020/10/19)
テレンス・ブランチャード『Magnetic』参加に始まりケンドリック・スコット、カマシ・ワシントン、リオン・ブリッジス、ステフォン・ハリス、アクセル・トスカ率いる(U)NITYとの共演等、今やシーンに欠かせない才能豊かな若手ベーシスト、ジョシュア・クランブリーの初リーダー作が登場。現代ジャズという以前にコンテンポラリー・ミュージックとして、またSSW的感覚も宿す。多ジャンルの要素を混在させながら抜群の空間構成力と高い作曲・アレンジメント力、多彩なリズムで仕上げた、間違いなく今年屈指の傑作盤。 (C)RS
JMD(2020/09/16)