その声は、愛で世界を繋ぐ。「奇跡のシンガー」メロディ・ガルドー。2015年の『カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~』以来、実に5年振りとなる待望の新作。
ノラ・ジョーンズ、マデリン・ペルーと並び2000年以降の米国女性シンガー三傑の一人であるメロディ・ガルドー。本作は2015年の『カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~』(UCCU-1488)以来実に5年振りとなるニューアルバム。6月に急遽リリースされ、ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子の参加なども話題となった「フロム・パリ・ウィズ・ラヴ」など自身のオリジナルに加え、「ムーン・リヴァー」や「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」などジャズ・スタンダードのカバーも織り交ぜた、彼女の現在とルーツを存分に楽しめる内容となっている。また、9月4日配信リリースのスティングとのデュエット曲「リトル・サムシング」も収録。
今作はプロデュースをグラミー賞受賞プロデューサーのラリー・クライン(ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ハービー・ハンコック)、そしてアレンジを作曲家のヴィンス・メンドーサ(ビョーク、エルヴィス・コステロ、パット・メセニー)が担当。いずれも彼女の出世作となった2ndアルバム『マイ・オンリー・スリル』を手掛けており、ベストな布陣で制作に臨んだ。
また、作曲面では、ノラ・ジョーンズの大ヒット曲「ドント・ノー・ホワイ」の作曲者であるジェシー・ハリスと、タイトル曲「サンセット・イン・ザ・ブルー」を共作している。
CDにはスティングとのコラボ曲「Little Something」を収録。
発売・販売元 提供資料(2020/09/28)
5年間待った甲斐があった、と心からそう思えるとても美しい5作目が完成した。ジェシー・ハリスと共作した表題曲や寺井尚子の参加も話題の"From Paris With Love"など格調高いエレガンスの薫る楽曲が並ぶなか、インティメイトな個性はいっそう際立っているが、歌唱におけるブルーのトーンが一段と深さを増した印象があり、甘美な余韻をもたらす。スティングとデュエットしたポップな"Little Something"も話題になるはず。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.443(2020年10月25日発行号)掲載)
前作に引き続き、ジョニ・ミッチェルのパートナーでグラミー賞受賞経験もあるラリー・クラインがプロデュース。寺井尚子参加の《From Paris With Love》や、スティングとのデュエット曲《Little Something》等の話題の先行シングルや、 《Moon River》 等のジャズ・スタンダードを織り混ぜた隙のない内容。ジェシー・ハリスとの共作曲《Sunset in the Blue》でのじっくりと聴かせるヴォーカルは、彼女の波乱万丈の人生が歌声に刻み込まれているかのような説得力を持つ。ヴィンス・メンドーサによる煌びやかなアレンジにも注目。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.148(2020年10月10日発行号)掲載)