ロンドン発ポップのアンチテーゼとして、その音楽、ファッション、発言のすべてに注目が集まっている新世代のラッパー/シンガーソングライター、アシュニコ。目にも鮮やかなブルーのツインテールがトレードマークのヴィヴィッドで舌鋒鋭いポップの煽動者がガールズ・パワーの歴史に新たな1ページを切り開く!待望の最新ミックステープ『DEMIDEVIL』がブルー・アナログでも発売!
アメリカはノースカロライナ生まれ、今はロンドンを拠点に活躍する、ヴィヴィッドで舌鋒鋭いポップの煽動者、アシュニコ。ロンドン発ポップのアンチテーゼとして、その音楽、ファッション、発言のすべてに注目が集まっている新世代のラッパー/シンガーソングライターの最新ミックステープ『DEMIDEVIL』がCDとアナログでもリリースとなる。
目にも鮮やかなブルーのツインテールがトレードマークのアシュニコ。子供の頃、叔母が彼女のipodにこっそりダウンロードしたM.I.A.の『ARULAR』をきっかけに、ポップ・パンクのアーティストやメロディックなラップの世界にハマり込んでいったという。そんな彼女が影響を受けたのは、ニッキー・ミナージュやビヨーク、ジャニス・ジョップリンにM.I.A.。彼女たちがアシュニコのサウンドと女性であることを強く意識したアティテュードを形作る要素を与えたのだった。
ロンドンに拠点を移してから、クラブに通うガールズのために曲を作り始めたアシュニコは、エッジの効いたアンダーグラウンドの魅力溢れるヒップホップでシーンに登場。2017年に「Sass Pancakes」でデビューを飾ると、2019年7月にリリースされたEP『HI, IT'S ME』のタイトル・トラック「Hi, It's Me」は、UKミュージック・ビデオ・アワードの「ベスト・ポップ・ビデオ・ニューカマー」を見事勝ち取った。また同EPに収録された「STUPID Feat. Yung Baby Tate」は発表以来SNSを中心にバイラル・ヒットを記録。すぐに4000万回再生を記録し、TikTokでは#STUPIDCHALLENGEがトレンド入りし、Geniusチャートで1位、米国およびカナダのSpotify Viralチャートで1位、イギリスのSpotify Viralチャートでは4位を記録する大ヒットを記録した。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/01/22)
今回リリースされる『DEMIDEVIL』は、『HI, IT'S ME』に続くフィジカル・リリースとなる。ミックステープとなる本作からは、すでにGrimesをフィーチャーした、究極の裏切りにより友達と決別を歌ったエッジーでアグレッシヴなポップ・ナンバー「Cry」と、世界中の自称「手に負えない子供たち」に捧げる楽曲だというキャッチーなラップ・ナンバー「Daisy」がリリースされている。それぞれの音楽性には幅があるが、エンパワーメントや復讐といったテーマに、若い女性がありのままの自分でいれるような社会になるようにと訴えるメッセージを乗せ、鋭い言葉と過激なユーモアを交えながら同世代の女性たちを鼓舞していくのはアシュニコならでは。この他『DEMIDEVIL』には、"GLポップ"とも表現できそうなニューヨーク出身の女性ラッパー、プリンセス・ノキアをフィーチャーした「Slumber Party」があったり、アヴリル・ラヴィーンへのオマージュである「L8r Boi」、そしてケリスの「Caught Out There」をサンプリングした「Deal With It」のように、90年代後半から2000年代初期の女性アーティストへのリスペクトを込めたナンバーも収録されている。また、自身の感情や、実際に経験した友情や恋愛関係、音楽業界での出来事からインスパイアされた「Toxic」や「Drunk With My Friends」などからは、常に自分自身に正直にあり続ける彼女の姿を垣間見ることができる。
「小悪魔でいるのが好きなんだと思う、やんちゃな小悪魔でいるのが」そう自分について語るアシュニコ。 アートと音楽、そして性差別撤廃を3つの柱に、己の反逆心を奮い立たせ、自立した女性を応援し、ありのままでいるパワーを与え、最低な男たちを巧みにやるこめる。過激でウィットに富んだ、舌鋒鋭いポップの煽動者がガールパワーの歴史に新たな一頁を切り開く!(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/01/22)
10歳でM.I.A.を聴いてラップを始め、ニッキー・ミナージュからビョーク、ジャニス・ジョプリン、「美少女戦士セーラームーン」にまで影響を受けてきたアーティスト性は鮮やかなヴィジュアルのインパクトが示す通り。性差別やLGBTQ+への偏見に対する怒りを音に変えてきたアシュニコは、ドージャ・キャット"Boss Bitch"の共作でも知られるロンドン在住の新星だ。TikTokヒット"Daisy"で幕を開ける初のミックステープは、グライムスとの"Cry"やプリンセス・ノキアとの"Slumber Party"など、トラップやパンクやメタルを跨いだ痛烈なポップソングをカラフルに連射する。アヴリル・ラヴィーン"Sk8er Boi"を引用した"L8ter Boi"、ケリス本人を招いた"Caught Out There"ネタの"Deal With It"などがツボ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.447(2021年2月25日発行号)掲載)