フォーマット |
LPレコード |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 (ヨーロッパ盤) |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年10月09日 |
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規格品番 |
5053861251 |
レーベル |
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SKU |
4050538612516 |
UKダンス・ミュージック界の重鎮、グルーヴ・アルマダ。90年代後半からベースメント・ジャックス、アンダーワールド、ケミカル・ブラザーズらとともにUKダンス・シーンを牽引してきた彼らが、2010年の『BLACK LIGHT』以来となるフル・スタジオ・アルバムをリリースする。『BLACK LIGHT』の後にリミックス・アルバム『WHITE LIGHT』、そして2015年にはオリジナル曲とリミックスを収録した"アルバムとミックスCD、コンピレーションCDの中間にあるもの"と評された『LITTLE BLACK BOOK』、そして昨年にはベスト・アルバム『TWENTY ONE YEARS』を発表している彼らだが、実に久しぶりのニュー・スタジオ・アルバムとなる。
トム・フィンドレイとアンディ・カトーからなるグルーヴ・アルマダ。「Superstylin'」、「Song 4 Mutya(Out Of Control)」、「Get Down」などのダンス・ヒットを世に送り出し、グラミー賞にも3回ノミネートされている彼らは、ライヴ・バンドとしても世界中のクラブやフェスティヴァルを盛り上げ、ダンス・シーンに大きな影響を与えてきた。この数年間、DJセットやいくつかのフル・バンドでのライヴ、ベスト・アルバムをリリースするなど活動はしていたものの、ニュー・アルバムの予定については全くの白紙だったという彼らだったが、昨年Boomtown Fairフェスティヴァルに出演し、昔からのファンと新たなオーディエンスがともに盛り上がっているのを前にした時、すべてが変わったという。 「ステージに出ると、若いオーディエンスが目の前にいた、40,000人ぐらいいたんだ」アンディ・カトーは笑みを浮かべてそう振り返る。「最高の野外フェスティヴァル的光景がステージの前に広がっていて、すごく新鮮な気持ちになれた」 そうして彼らは、自身の歴史に新たな一頁、『EDGE OF THE HORIZON』を加えることにしたのだ。
今はイギリスとフランスにそれぞれ暮らしている、トムとアンディ。アルバムの制作は、それぞれ各自でだったり、他のアーティストとコラボレーションを行ったり、ロンドンのスタジオで一緒にレコーディングしたりと、様々なスタイルを組み合わせながら進められた。そのため、スタジオでの制作は"超ハード"になったこともあったとアンディは語る。「まるで世界から切り離された中、二人っきりで自分たちのアイディアを形にしていったような感じだった。すごく楽しかったけど、それは昔からずっと変わっていない。基本的に自分たちは、一緒に時間を過ごし、一緒に音楽を作るのが大好きなのさ」(1/2)
アルバムからの最新シングルは、"ゴッドファーザー・オブ・ガラージ"Todd Edwardsをフィーチャーした「Lover 4 Now」。いかにもサマー・アンセムにふさわしいこの楽曲は、とある風景を思い浮かべながら作られたという。「イビザさ。Pikes (ワム!の「クラブ・トロピカーナ」のビデオが撮影されたとこでも知られるイビザのホテルの名前)のプールサイド。何でもできそうな気分になる、ちょうど昼から夜へと移ろう黄昏時」がインスピレーションになったと二人は語る。またロンドンがロックダウン中に先行シングルとしてリリースされた「Get Out On The Dancefloor」には『BLACK LIGHT』でもコラボレートしたEmpire Of The SunやPnauで活躍するNick Littlemoreがフィーチャーされているが、彼はこの曲だけでなく「Tripwire」にも参加している。さらにIK7のJames Alexander BrightやShe Keeps BeesのJess Larrabee、Sterling Voidの「It's Alright」で知られるParis Brightledge、さらにはダンスホール・アイコンのRed RatやKerry Leathamがゲスト・ヴォーカリストとしてフィーチャーされているほか、彼らのバンドの元ギタリストで現在はニック・ケイヴのバッド・シーズで活躍するGeorge Vjesticaや現在彼らのライヴでドラマーを務めているMartin Carling、そしてアンディの別プロジェクト、Days Of Mayのメンバーらもアルバムに参加している。
「このアルバムのテーマはノスタルジーへの愛だ。『EDGE OF THE HORIZON』では自分たちが若返ることはないことを仄めかしているし、もしかするとこれが自分たちの最後のアルバムになるかも知れない。それでもこうして、新たなアルバムを完成させることができるのは素晴らしいことだと思う。すごい達成感があるし、自分たちがこれまで成し遂げてきたことを振り返りたくもなる。哀愁を感じることもあるけど、同時に喜びがあるのさ」本作についてトムはそう語る。ミュージシャンとして、また一人の人間として円熟の領域に入ったトムとアンディ。それでもグルーヴ・アルマダは自分たちの歴史に新たなページを作り続けていく――その最新章『EDGE OF THE HORIZON』がここに完成した。(2/2)
構成数 | 2枚
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1.[LPレコード]【A面】
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1.Get Out on the Dancefloor (feat. Nick Littlemore)
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2.Holding Strong
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3.Tripwire (feat. Nick Littlemore)
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【B面】
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1.Don't Give Up
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2.We're Free
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3.Edge of the Horizon
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2.[LPレコード]【A面】
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1.Lover 4 Now (feat. Todd Edwards)
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2.I Can Only Miss You
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3.What Cha Gonna Do with Your Love
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レビュー-
本国UKではケミカル・ブラザーズやアンダーワールドに並ぶ人気を誇り、90年代から活躍を続けるエレクトロニック音楽界の重鎮、グルーヴ・アルマダ。約10年ぶりのスタジオ・アルバムには彼らが触れてきた広義のダンス・ミュージックへの愛が詰め込まれている。フレンチ・タッチやイタロ・ディスコ、R&B、テクノなど幅広いスタイルを横断しながらもまとめ上げるスキルはヴェテランならでは。トッド・エドワーズも参加。
bounce (C)長谷川義和タワーレコード (vol.443(2020年10月25日発行号)掲載)
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