荒々しく猛るヘヴィ・サウンドと圧巻の声量から繰り出される力強いメロディ…。20年以上に渡りシーンの最前線を走り続ける、USが誇るヘヴィ・ロック・シーンの重鎮、セヴンダスト。一切ぶれることのないそのサウンド・スタイルをより強靭に研ぎ澄ませながら活動する彼らが完成させた、前作より約2年振りとなる通算13作目の最新作『BLOOD & STONE』が、アナログ盤でも登場! 彼らが放つ音像は、全ヘヴィ・ミュージック・ファンの魂を熱くし続けるのだ…!
1994年にジョージア州アトランタで産声を上げ、1997年にセルフ・タイトル・アルバムでデビューを果たし、その後3作連続で全米ゴールド・ディスクを獲得、グラミー賞へのノミネートも果たし、世界で数百万枚のアルバム・セールスを記録する、USが誇るオルタナティヴ・メタル・アクト、セヴンダスト。ラジョン・ウィザースプーン(vo)、ジョン・コナリー(g)、クリント・ロワリー(g)、ヴィンス・ホーンスビー(b)、そしてモーガン・ローズ(dr)という、結成当初より変わらぬラインナップで活動を続け、常にシーンの最先端を走り続ける強靱なメタル・アクトだ。
セヴンダストは現在までに1枚のアコースティック・アルバムを含む12枚のアルバムを発表、AVENGED SEVENFOLDやIRON MAIDEN、KORN、ALTER BRIDGEといったバンドとツアーを共にし、その圧倒的なパフォーマンスと、重量級ヘヴィ・サウンドに声量豊かなソウルフル・ヴォイスから放たれる圧巻のメロディ・ラインとの融合という彼ら独自のサウンド・スタイルで、全世界に熱狂的かつダイハードなファンを獲得してきた。2018年に彼らが発表したRise Records移籍第一弾作品であり通算12枚目となるスタジオ・アルバム『ALL I SEE IS WAR』は全米チャート28位を記録。
2020年6月にバンドは故クリス・コーネルへのトリビュートとしてサウンドガーデンの「The Day I Tried To Live」を公開、セヴンダスト・サウンドで繰り出されるサウンドガーデンの楽曲は話題を呼んだのだが、同楽曲を収録した最新作『BLOOD & STONE』がここに発売されることとなった! 前作に続き、今作はアルター・ブリッジやスラッシュなどとの仕事でも知られるMichael "Elvis" Basketteがプロデュースを担当、前作で「さらなる進化」を遂げたセヴンダスト・サウンドをより研ぎ澄ませた作品を創り上げてくれたのだ。
最新作の情報に合わせて、セヴンダストは最新楽曲「Blood From A Stone」を発表、クリント・ロワリーとジョン・コナリーによるハード・ドライヴィングなリフと、ヴィンス・ホーンスビーとモーガン・ローズによる圧巻のビートが鼓動するボトム、そして圧倒的声量と表現力を持つラジョン・ウィザースプーンの魅力を最大限に引き出したヴォーカル・ワークがぎっしりと詰まったこの曲だけでも、彼らが放つ最新アルバムへの期待は募るばかりだ。この楽曲について、クリント・ロワリーはこうコメントしている。 「"Blood From A Stone"は、勝利や敗退、最高の時や最悪な時など、俺たちが今までに経験してきたすべての出来事に刺激を受けて作り上げた曲さ。俺たちにはまだみんなに差しだせるものがあり、そしてまだ伝えたい言葉がたくさんある。メンバー全員の思いを全て引き出したような曲なんだ」
発売・販売元 提供資料(2020/09/18)
コンスタントに作品を発表し続けるアトランタ産ヘヴィー・ロックの重鎮による13枚目のアルバム。ラジョン・ウィザースプーンのソウルフルな歌声を活かすグルーヴ感に長けたサウンドは今作でも健在。鋭い攻撃力を魅せる一方、哀切な歌メロで雄大なスケール感を描いた"Nothing Left To See Here Anymore"、思わず拳を熱く握りしめたくなる"Criminal"と、胸に迫るエモーショナルなナンバーも出色の出来映えだ。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.444(2020年11月25日発行号)掲載)