I Can Feel You Forgetting Me

ニュー・ウェイヴ・ポップを掻き鳴らすエネルギッシュなバンドとして人気を集めるアメリカはユタ州を拠点に活躍する4人組、NEON TREES。大人のほろ苦さをエネルギッシュなポップ・ロックに乗せた最新アルバム『I CAN FEEL YOU FORGETTING ME』が配信に続きアナログLPで登場!

ニュー・ウェイヴ・ポップを掻き鳴らすエネルギッシュなバンドとして人気を集めるアメリカはユタ州を拠点に活躍する4人組、NEON TREES。その彼が前作『POP PSYCHOLOGY』以来約6年ぶりとなる新作を完成させた。

2014年に発売した『POP PSYCHOLOGY』がビルボード誌のトップ・ロック・アルバム・チャートの1位、そしてTOP200アルバム・チャートの6位に輝いただけでなく、「Sleeping With A Friend」がゴールド・シングルとなる大ヒットとなった彼らだったが、2015年のヘッドライナー・ツアーの後、しばしの充電期間に入った。その彼らが再始動したのは、昨年のこと。アルバムからの先行シングルとなる「Used To Like」を発表し、全米オルタナティヴ・ラジオ局のチャートでTop5に入るヒットとなった。

その彼らの最新作『I CAN FEEL YOU FORGETTING ME』。実に久しぶりのアルバムではあるが、彼らの持ち味である80年代風のニュー・ウェイヴ・ポップ・サウンドは健在。しかし歌詞の面では、人間としての成熟や葛藤が反映されているという。例えばアルバムに収録されている「New Best Friend」はフロントマンのTyler Glennが抱えていた疎外感や孤独感をテーマにしているが、Tylerは自分の感情や経験を描いたこの曲が、同じように感じている誰かのアンセムになればうれしいと考えていると語っている。この他にも、日中は気を紛らすことができても夜になると忘れたかった悩みなどを思い出してしまう「Nights」など、人生を積み重ねてきた故に味わうほろ苦さを描いた楽曲も収録されている。 「夜遊びのサウンドトラックにしてくれたらグレイトだけど、深く自分を見つめる時のサウンドトラックにしてくれても同じようにグレイトだと思う。エネルギッシュなアルバムだけど、歌詞的にはいろいろな人が意味をかみしめることができる作品になっていると思う」そうTylerが語るように、本作は大人のポップ・ロック・アルバムと呼べる1枚だ。