1976年に結成され、ポスト・パンクの代表であり短い活動期間のなかでレディオ・ヘッドや1980年代末以降のオルタナティヴ・ロックに多大な影響を与えたバンド、ジョイ・ディヴィジョンは、ヴォーカルのイアン・カーティスの死により1980年に解散を余儀なくされる。そんなジョイ・ディヴィジョンの数少ないアーカイヴの中で1980年に行われたアムステルダム公演を完全収録したアルバムがついにリリースされる。1979年にリリースし、初登場でインディー・チャート2位を獲得しその後首位に上り詰めた彼らを代表する1stアルバム『アンノウン・プレジャーズ(原題: Unknown Pleasures)』リリースに伴いバンドはオランダ/ベルギー/ドイツを廻る10公演の自身ら初となる海外ツアーを行う。その中で1980年1月11日にアムステルダムで行われた公演の模様を完全収録している。当日は1stセット、2ndセットで区切られ、1stアルバム『アンノウン・プレジャーズ(原題: Unknown Pleasures)』の楽曲を中心に当時未発表であり同年7月にリリースした2ndアルバム『クローサー(原題: Closer)』からの楽曲を4曲披露している点も注目である。また「ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート」や「トランスミッション」、「アトモスフィア」などのシングル楽曲に加え、1988年にリリースされる未発表シングル曲集のアルバム『サブスタンス(原題: Substance)』収録の「ジーズ・デイズ」も披露していることから、ジョイ・ディヴィジョンの全てを堪能できるセット・リストと言っても過言はないだろう。このライヴの4ヶ月後にはヴォーカルのイアン・カーティスの死によりバンドは活動停止となってしまうため、とても貴重なアーカイヴとなっている。輸入盤国内仕様<帯、英語解説の対訳付き>
イアン・カーティス(vo)
バーナード・サムナー(g, kbds)
ピーター・フック(b)
スティーヴン・モリス(ds)
発売・販売元 提供資料(2020/09/14)