秋岡欧(バンドリン)、笹子重治(ギター)、沢田穣治(コントラバス)で構成された弦楽トリオ、ショーロクラブ。
2011年7月、現代音楽の大家・武満徹(1930-1996)が遺した歌(ポップソング)を、7人のヴォーカリスト(アン・サリー、おおたか静流、おおはた雄一、沢知恵、tamamix、松田美緒、松平敬)を迎え、『武満徹ソングブック』 (SONGX-006)としてリリース。
現代作曲家が、ポップソングとも言われる「歌」に託した想いをヴォーカリスタスと共にショーロクラブが紡ぎ、発売以来名盤として聴き継がれていた。
そして2020年、BETTER DAYSレーベルへと移り、ライヴ音源含む未収録音源を追加し全曲を網羅したコンプリート盤としてリリースする。ヴォーカリスタスとして新たに畠山美由紀、優河が加わり、ライブ音源では現代を代表する詩人であり、武満徹と共に作品を多く創り続けた谷川俊太郎が参加している。
印象的な表紙含む写真は前作に引き続き福井哲也氏の写真を使用し、追加で武満徹×谷川俊太郎の2ショットを北代省三氏の写真(岡本太郎美術館所蔵)から使用している。
All Compositions by Toru Takemitsu
Live Recording : Disc2-M7&11
[DISC1] 2011年発売「武満徹ソングブック」と同内容
[DISC2] 初収録
ショーロクラブ with ヴォーカリスタス
アン・サリー、おおたか静流、沢知恵、おおはた雄一、松田美緒、松平敬、tamamix、畠山美由紀、優河
発売・販売元 提供資料(2020/12/04)
ショーロクラブが打ち出した金字塔、名盤の誉れ高い『武満徹ソングブック』に13トラック追録され、完結版!ヴォーカリスタスとして新たに畠山美由紀、優河が加わり、ライブ音源では現代を代表する詩人であり、武満徹と共に作品を多く創り続けた谷川俊太郎が参加している。 (C)RS
JMD(2020/08/18)
20世紀、日本が世界に誇る作曲家として知られた武満徹がこの10月の誕生月で生誕90年を迎える。1996年の2月に没した後も生前に残された数々の名作は偉業として讃えられているが、それらアカデミックな作品とともに"ポップ・ソング"の数々を手掛けたていたことは周知の事実。2011年にショーロクラブがリリースした、アン・サリー、おおたか静流ら7人のシンガーをフィーチャーした『武満徹ソングブック』が、今回ライヴ音源含む未収録音源を追加した2枚組"コンプリート版"となって蘇った。新たに畠山美由紀や優河のトラックが増え、武満"ポップ・ソング"の奥深い魅力を堪能できる。
intoxicate (C)馬場雅之
タワーレコード(vol.148(2020年10月10日発行号)掲載)