全世界総ストリーミング数10億回を誇るフロリダ出身のシンガーソングライター/ラッパーDominic Fike(ドミニク・ファイク) 待望のデビューアルバム『What Could Possibly Go Wrong』
1995年生まれの24歳、フロリダ出身のシンガーソングライター/ラッパー=Dominic Fike(ドミニク・ファイク)。10歳でギターをはじめ、YouTubeのチュートリアル動画を見ながらテクニックを磨き、弟と共にピアノやボーカル、レコーディングの楽しさに目覚め10代前半からSoundcloud上に自作曲を投稿し始める。 2018年にコロンビアレコードと契約し、シングル 『3 Nights』にて全世界で10億近くのストリーム再生数を記録。ギタリスト、プロデューサー、ラッパーと、一つの肩書にとらわれないジャンルレスな才能を持ち、Z世代を代表するアーティストとしてブロックハンプトンやアンダーソン・パークといった実力派アーティストたちから熱烈なラブコールを受け続けている。待望のデビュー・アルバム『What Could Possibly Go Wrong』は、グランジ以前のオルタナティブ、ローファイなヒップホップ、ドリームポップの要素が散りばめられながらも、歪んだギターや、ハードコア音楽的なアプローチも飛び出し、一見バラバラに思えるジャンルの中からまとまりのある音楽を作り上げている。ジャンルの境界線を完全に無視して、自由な感性で作り上げられた本作は、アルバム未発売ながらもビルボードのオルタナティブ・ソング・チャートで1位を獲得したドミニクの実力をしっかりと証明する作品となっている。
発売・販売元 提供資料(2020/08/12)
The follow-up to 2018 demo tape Dont Forget About Me, What Could Possibly Go Wrong is the long-awaited debut album from Florida singer/songwriter Dominic Fike. Building on the immense success of hits like 3 Nights and Phone Numbers, Fikes debut set offers a fleshed-out continuation of his candid songwriting, built on a fused soundscape of rock, alt-pop, and hip-hop. Released on Columbia, the project was primarily produced by Fike himself, but features a variety of a contributors including Tom Elmhirst (Adele, David Bowie, Beck) and Kenny Beats (Vince Staples, Denzel Curry). ~ David Crone
Rovi
〈Z世代のスター〉と謳われるドミニク・ファイクが2年半かけて完成させたデビュー・アルバム。楽器を演奏することに加え、ごくごく当たり前のこととしてヒップホップのトラックメイキングも曲作りの手段にしているシンガー・ソングライター/ラッパーの可能性が全14曲の中に赤裸々な告白とともに詰まっている。R&B/ヒップホップ調の曲が並ぶ後半以上に、ドゥワップ×ヒップホップな"Good Game"をはじめ、ジョン・フルシアンテやウィーザーなど、ロック系のルーツが露わになった曲の並ぶカオスな前半がおもしろい。ゴシップにもなり得る半生はさておき、まずはそんな背景から生まれる音楽のユニークさを味わいたい。ファンキーなオルタナ・ポップ"Chicken Tenders"の威力は強烈だ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.445(2020年12月25日発行号)掲載)