キース・ジャレットの2016年ヨーロッパ・ツアーからの2作目となるコンプリート・ショーの録音盤で、2019年リリースされた『ミュンヘン2016』のコンサートよりも2週間前に録音されたもの。この新しい2枚組のアルバムは、ブダペストのベラ・バルトーク国立コンサート・ホールでのソロ・ピアノ演奏を記録。
家族のルーツがハンガリーにあるジャレットは、このコンサートを故郷への帰郷のようなものと捉えており、聴衆にも説明している通りバルトークへの生涯の愛着という意味においても、多くの創造的な即興演奏にインスピレーションを与えたようだ。
最近、キース・ジャレットは、この『ブダペスト・コンサート』を、他のソロ・レコーディングの基準となる「ゴールド・スタンダード」と捉えていると語っている。前例のない音楽の旅の後半の最高点として聴くにしても、それだけで楽しむにしても、この作品は驚くべき成果をあげている。
ハンガリーのニュースサイト「Nepsava」でガーボル・ボータは、「聴衆を魅了する彼の魅力は、彼の多ジャンルにわたる態度にあるに違いない」と書いています。「ジャレットは、ライトなものからシリアスなものまで、あらゆるジャンルを消費して自分のものにしている。演奏はすべて即興で行われるため、私たちは音楽が目の前で生まれてくるのを目の当たりにする...彼は空気を嗅ぎ、一瞬の感情をキャッチし、指を鳴らし、目を細めて、そこには正しい音、正しいメロディ、完全にユニークな演奏があるのだ」。
アンコールで演奏される、より身近な曲にも創造的なエネルギーが注がれており、「イッツ・ア・ロンサム・オールド・タウン」と特にラプソディックな 「アンサー・ミー、マイ・ラヴ」はブダペストで見事な変貌を遂げている。
発売・販売元 提供資料(2020/09/23)
ソロ・ピアノ・コンサートの概念を変えたイノヴェーティヴ・ピアニスト、キース・ジャレットの2016年7月にブダペストで行ったソロ・コンサートのライヴ録音2枚組。2017年2月15日にNYカーネギーホールで一夜限りのコンサートを行って以降は一切コンサートを行っていないキース・ジャレットの貴重な記録となる作品。 (C)RS
JMD(2020/09/19)