伝説的なファースト・アルバム『Arthur Verocai(1972)』をリリースしたのち裏方に徹していたヴェロカイが、約30年ぶりにリリースした自身名義作が本作『Saudade Demais(2002)』である。
女性歌手サニー・アルヴェスをフロントにホベルチーニョ・シルヴァ(dr)、クリストーヴァン・バストス(key)、ハウル・ヂ・ソウザ(tb)、トニーニョ・オルタ(gt)といった名手達とともに綴るエレガントなボサノヴァ全12曲を収録。その流麗なメロディと洒脱なハーモニー感覚、軽妙なグルーヴは、ボサノヴァ史上最高の作曲家=アントニオ・カルロス・ジョビンの晩年作を思わせる。
この後『Encore (2007)』をリリースし本格的なカムバックを果たすヴェロカイだが、その先鞭となった本作もヴェロカイの作品の特徴であるエレガンス、職人技ともいえる妙なる演奏、そしてヴェロカイ自身の音楽的ルーツであるボサノヴァからの強い影響がうかがえる隠れた名作といえるだろう。
■A式(厚紙仕様)シングルジャケット
■歌詞カード付属
■全世界500枚限定プレス
発売・販売元 提供資料(2020/09/07)
伝説的な1stアルバム『Arthur Verocai(1972)』をリリースしたのち裏方に徹していたヴェロカイが、約30年ぶりにリリースした自身名義作が本作『Saudade Demais(2002)』である。女性歌手サニー・アルヴェスをフロントにホベルチーニョ・シルヴァ(dr)、クリストーヴァン・バストス(key)、ハウル・ヂ・ソウザ(tb)、トニーニョ・オルタ(gt)といった名手達とともに綴るエレガントなボサノヴァ全12曲を収録。 (C)RS
JMD(2020/08/05)
知る人ぞ知るブラジルのシンガー・ソングライター、アルトゥール・ヴェロカイがなんと30年ぶりとなる新作を発表!
エリス・レジーナやクラウデッチ・ソアレスにも曲を提供していた彼の手による楽曲はどれもが秀逸。哀愁溢れるMPBサウンドを聴かせるサポート陣のなかにはトニーニョ・オルタの名前もあって、パット・メセニーのファンにもぜひ聴いてほしい一枚です。優美なサウンドに包まれて心の紅葉を楽しんでください。
bounce (C)松下耕三
タワーレコード(2002年10月号掲載 (P104))